2022年11月28日

シスコ・パラダイス

塔本シスコという画家がいました。48歳の時に倒れた後独学で絵を描くようになり、自宅団地の四畳半の一室をアトリエにして家族や動植物、想い出の風景を描き、2005年91歳で生涯を閉じました。

その作風は強烈で、一度観たものの心を動かします。美術教育を受けた者が囚われる、空間や陰影、対比など全く関係なく、気持ちのおもむくままに描くその世界は、土着的で郷愁ある日本的世界とアンダーグラウンドな異界をカオス化したような、幻惑すら感じるある種の天国です。

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絵を描く私/(c)塔本シスコ

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ミアのケッコンシキ/(c)塔本シスコ

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桜島/(c)塔本シスコ

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野外彫刻展を見に行く/(c)塔本シスコ

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前田館長と記念写真/(c)塔本シスコ



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塔本シスコ シスコ・パラダイス: かかずにはいられない! 人生絵日記/国書刊行会


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2022年11月14日

センチメンタルオータム

秋は過ごしやすい反面、妙に感傷的な気分になる季節です。そんな秋の木漏れ日を見ながら聴くのにぴったりなセンチメンタル溢れる曲を紹介します。

● Red Rubber Ball - The Cyrkle
憂いを感じるメロディ・ボーカルなのに軽快なポップさも持ち合わせたサークルの名曲です。


● Bad Girl - Neil Sedaka
オールディーズはその後の世代にもなぜか懐かしさを感じさせます。松田聖子の「ガラスの入江」元ネタでもある名曲です。


● Yesterday Yes A Day - Jane Birkin
ジェーン・バーキンの声は切なく、秋よりも冬が似合う曲が多いですが、この曲は秋の木漏れ日が似合う名曲です。


● Fair Maid of Perth "Serenade" - Bizet
「アルルの女」などで有名なビゼーの作品で「小さな木の実」の原曲として知られる切なさがすごい名曲です。


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2022年10月29日

たまらなく和む「Piper」

アカデミー賞短編アニメ賞を受賞したピクサー作品「Piper(ひな鳥の冒険)」。浜辺に住むシギの雛の出来事を可愛らしくコミカルに描いた6分ほどの短編ですが、ほんとに和みます。

鳥のデフォルメは、マンガチックに擬人化したり、表情を作りすぎて鳥本来の可愛さがなくなってしまうものが結構ありますが、さすがピクサーだけあって、無駄な表情で感情表現せずに圧倒的かわいい世界を描いています。

ネット上でヘイトコメントばかり書き込んだり、煽り運転やカスハラをついやってしまう、そんな心が荒んでしまった人にもぜひ観てもらいたい、心を癒してくれる名作です(これを観ても文句を言ってしまう方はもう心の修復は不可能です…)。



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