2016年08月24日

文明の変化がゆっくりした時代

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以前2012年に「一〇〇年前の女の子」という本を紹介しましたが、7月に文庫化されたことで、作者の船曳由美さんと私の大好きな画家・イラストレーター安野光雅さんの対談が興味深かったので紹介します。

文中にもある「文明の変化がゆっくりした時代」は、1950年代くらいまででしょうか。1960年代から80年代までは風景や生活が一変する時代が続き、2000年以降はネット社会になり、せわしない時代が続いています。そんな激変する時代に生まれ、ゆっくりした時代を知らないからか、対談の中の自然と共存し、たくさんの歳時があった時代にとても憧れを感じてしまいます。

今の便利な生活を捨てられないし、農作業などとてもできないし、大家族や村社会も苦手なのに、強烈な郷愁と羨ましさを感じるのがなぜなのかわかりません・・。虫送りや盂蘭盆の迎え火、正月の餅つきなど、長く自然そして季節と密着して暮らしてきたDNAによる本能的渇望なのでしょうか。


●本の話WEB より
一〇〇年前の女の子が見た日本(前編)安野光雅×船曳由美
http://hon.bunshun.jp/articles/-/5067







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2016年08月20日

名品エリナー・リグビー

今聴いても斬新なビートルズの傑作アルバム「リボルバー」50年にあたる節目の今年。アニメーション映画「イエロー・サブマリン」内の「エリナー・リグビー」がスタンドアローンビデオとしてTheBeatlesVEVOより公開されています。

ソリッド感ある弦楽八重奏に哀愁あるメロディ、そしてそれにぴったりの、いかにも英国なモンティパイソンにも通じるアーティスティックなアニメーション作品が見事にはまっています。今回の音源バージョンは、第一ヴァイオリンは左、第二ヴァイオリンはやや左、チェロは右のステレオバージョンになっています。




●GIZMODEより
誕生から50年、ビートルズ「エリナー・リグビー」のスタンドアローンビデオが公開
http://www.gizmodo.jp/2016/08/beatles-50-the-eleanor-rigby.html



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2016年08月15日

寅さん没後20年

名優渥美清没後20年ということで、いろいろな番組が放送されています。8月3日(水)の「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」、8月4日には「ドキュメンタリードラマ おかしな男〜渥美清・寅さん夜明け前〜」が放送され、8月11日(木)には、“寅さんの妹”さくらを演じた倍賞千恵子や“さくらの夫”前田吟が、寅さんのロケ地をたどる「寅さん鉄道ふれあい旅」を放送されました。

「男はつらいよ」は、子供の頃は苦手でまったく観ておらず、ちゃんと見始めたのは30過ぎてからで、相当遅い寅さん体験でしたが、観ると熱狂的ファンがいる理由がよく分かります。大爆笑するような笑いでなく、ふっと笑顔が出てしまう柔らかい笑いで、コメディというより、まさに喜劇映画と言えるでしょう。

また、消え去った日本の風景が記録されているので、そういった視点で観るのも楽しいです。13作「寅次郎恋やつれ」で、さくら(倍賞千恵子)がマドンナ歌子(吉永小百合)の実家からの帰り道、高台から電車が見えるシーンがあるのですが、前に住んでいた近所(大倉山)だということがわかり、写真を撮ってあります。映画ではなんとも言えないのんびりとした素敵な風景ですが、現在の風景にはその空気感はなくなって東横沿線の一風景になっています。

BS等でこれからも何度も放送される名画です。食わず(見ず)嫌いの人も多いと思いますが、なんとも言えない寅さん世界は見て損はありません。特に30作目くらいまでは活気があってお薦めです。


比較
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「寅次郎恋やつれ」予告編







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