2017年01月20日

プログレのち壮大ポップロック

アルバム一枚を通して完結させる、芸術(超絶技巧)志向が強いプログレッシブロックですが、70年代後半以降勢いをなくしていきます。重厚や難解を嫌う、軽い80年代になると、ノリが悪く重苦しいプログレはさらに低迷し、マニアックなコアファン向けのようになってしまいます。それでも高度なテクニックを持つ職人芸的プログレミュージシャンは、パンクミュージシャンのように消えてはいきませんでした。持ってる技術を時代に抵抗せず合わせ、誰もが聴きやすいポップな楽曲にして再生してゆきます。

80年代、そんな変化を経て大ヒットしたプログレ系統の名曲を幾つか紹介します。当時大きく進化したシンセサイザーと卓越した完成度の高い演奏力、そして時代にあったポップ感が特徴です。



●Don't Cry - Asia
「エイジア」は、元キング・クリムゾンのジョン・ウェットン、イエスのスティーヴ・ハウ、ELPのカール・パーマーなどからなるスーパーバンドです。私は中高生なので素直に聴けましたが、昔からのコアなファンには、売れ線狙いの商業主義に転んだ、と非難されました。確かに甘く万人向けのポップなメロディは、ちょっと狙いすぎなようにも思いますが、一度聴いたら忘れられない曲です(個人的にはHeat of the Momentの方がおすすめです)。



●Owner Of A Lonely Heart - Yes
「イエス」は、プロデュース&メンバーに「ラジオ・スターの悲劇」ので知られるバグルスのトレヴァー・ホーンを迎え、斬新なサンプリングによるポップでモダンなロックへと変貌しました。この曲は特にインパクトあるオーケストラル・ヒットが印象的で、当時絶大なアイドル中森明菜の「サザン・ウインド」にもパクられました。



●Illegal Alien - Genesis
「ジェネシス」は、舞台演劇的でアーティスティックなピーター・ガブリエルが抜け、フィル・コリンズが主導するようになり商業的大ヒットを連発するバンドに変わりました。この曲は代表曲ではありませんが、最もポップな曲の一つです。



●Sledgehammer - Peter Gabriel
ジェネシスを抜けた「ピーター・ガブリエル」もソロで大ヒットを出しました。当時最先端の映像と音楽表現でありながらポップさも備えていて、PVは今見ても素晴らしいアート作品です。





posted by Kadan at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽紹介
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