2018年10月08日

横浜の坂道

横浜は坂の街です。平らな横浜駅周辺や関内は、幕末・明治に、みなとみらいは、戦後に埋立られたところです。中区や西区、港北区あたりは、坂の上にお屋敷街があり、坂の下は庶民の街や商業地になっていて、山の手、下町の違いが顕著な街でもあります(昭和3.40年以降に山を削って作られた新しい高台宅地は庶民的ですが…)。

そんな横浜の坂の中から、歴史的に有名だったり、坂マニアにとって知られた坂を幾つか紹介したいと思います。いわれや歴史を知ると、今までなんとも思わなかった坂がちょっと魅力的になります。

●代官坂
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(c) Google

元町から山手に出る代表的な坂です。「コクリコ坂から」にも出てくる、1873年に創業の日本初のお花屋さん「宮崎生花店」や1950.60年代にかけて、一世を風靡したダンスホール「クリフサイド」などある坂です。




●紅葉坂
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(c) Google

明治期の着色写真にも残る坂です。古写真のような風情ある美しい別天地のような世界はもうありませんが、伊勢山皇大神宮、掃部山公園などがあり、歴史を感じさせる坂です。




●不動坂
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根岸森林公園から、ユーミンの「海を見ていた午後」で知られるレストラン「ドルフィン」の横を下る坂です。開国後の外国人遊歩道になった道で当時は坂から本牧岬や根岸湾を見渡せました。森林公園付近の高台は今も異国情緒を感じます。




●アメリカ坂
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本牧通りから本牧山頂公園の西側入口までの坂です。戦後、米軍に接収されていた場所で、現在は緑が多く、"駅から遠い"という思考のない、高級外車所有の瀟洒な豪邸が立ち並びます。ここも昔からテレビドラマのロケで使われています。




posted by Kadan at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マニアック観光
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