日本は都心部の一部や観光地など人が集まるところは綺麗になっていますが、ほとんどの街並み風景はどんどんさみしく寂れ続けています。
二村高史/青春出版社による「定点写真でめぐる東京と日本の町並み」という本は、前のページに2019年現在、次ページに70年代から90年代のほぼ同じ位置の写真=定点観測による街並みの変化がわかりやすく比較できる本になっています。地方都市の駅前通りには個人商店がひしめき、街道沿いには宿場町的世界が残っていた風景はことごとく消え、空き地や駐車場、レオパレスなアパートに変貌した現在日本のさみしい風景が記録されています。
著者にはそういった意識はないのでしょうが、行ってみたくなるような地方の風景がことごとく”人の通り道”ではなくなっています。整備され電柱地中化し綺麗になった観光地の裏にはそういった圧倒的に虚しい風景が広がっています。
2021年09月16日
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