2021年12月23日

今年読んだ印象的な小説

小説はだいたい週1冊読むので、年間60冊程度読んでることになります。基本図書館で借り、気に入れば購入という感じです。今年もたくさん読みましたが、思ったほど印象に残る作品には出会えませんでした。その中で数少ない印象深い3冊を紹介します。

● 横溝正史ミステリ短篇コレクション 4 誘蛾燈
戦前のそれほど知られていない、怪奇ものや活劇、ロマンティズムなど多彩な内容の短編集です。古い洋館。怪盗。ジンタの音。アセチリンの焔。戦前の妖しい日本にトリップできる探偵小説は時々無性に読みたくなります。



● ツナグ 想い人の心得
「ツナグ」の続編です。祖母から死者との再会を叶える使者(ツナグ)の役目を引き継いだ歩美が、彼の元を訪れる依頼者たちの胸に秘めた願いを叶えます。誰にも言えぬ想いや後悔を抱えて生きる生者と死者の心を繫ぐ物語の第二弾です。


● 夜の橋 - 藤沢周平
藤沢周平の自選短編集です。市井や武家の切ない愛や美しい情が心に迫る8遍収められています。特に手に汗握る「孫十の逆襲」はスリリングな名作映画を観たような感動すら覚える名作です。



R.I.P. Mike Nesmith
● Tapioca Tundra - The Monkees



posted by Kadan at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 本紹介
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