2022年11月28日

シスコ・パラダイス

塔本シスコという画家がいました。48歳の時に倒れた後独学で絵を描くようになり、自宅団地の四畳半の一室をアトリエにして家族や動植物、想い出の風景を描き、2005年91歳で生涯を閉じました。

その作風は強烈で、一度観たものの心を動かします。美術教育を受けた者が囚われる、空間や陰影、対比など全く関係なく、気持ちのおもむくままに描くその世界は、土着的で郷愁ある日本的世界とアンダーグラウンドな異界をカオス化したような、幻惑すら感じるある種の天国です。

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絵を描く私/(c)塔本シスコ

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ミアのケッコンシキ/(c)塔本シスコ

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桜島/(c)塔本シスコ

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野外彫刻展を見に行く/(c)塔本シスコ

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前田館長と記念写真/(c)塔本シスコ



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塔本シスコ シスコ・パラダイス: かかずにはいられない! 人生絵日記/国書刊行会


posted by Kadan at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | こだわり情報
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