2023年10月28日

まさかのRevolution 9ライブ

コンサートをやめたビートルズ中期以降の楽曲は、楽器の逆回転や音源の切り貼りなどライブでの再現が不可能なスタジオワークがメインになりました。現在では、シンセサイザーやサンプリング音源を使ってライブでも再現(シンセだと整い過ぎて薄っぺらくなってしまいますが)できるようになりましたが、「Revolution 9」は、さすがに無理、と思われました。

「Revolution 9」はいわゆる前衛音楽と呼ばれるミュージック・コンクレート=絵画的描写な作品です。古い音源や街の喧騒、人の声をコラージュしたもので、複数の音源コラージュが重なり合った、まさにライブ再現不可能の最たるものでしたが、オランダのThe Analoguesというバンドが完全再現ライブを行なっています。

The Analoguesは、レコード音源に入っている音を、そのまま同じ楽器を使ってライブで再現しているバンドです。シンセサイザーで代替えせず、ピッコロトランペットは本物のピッコロトランペットを、メロトロンは本物のメロトロンを、オーケストラはオーケストラを、逆回転は逆回転のテープを使うこだわりようです。

「Revolution 9」と共にSgt. Pepper'sの狂的なオーケストレーションを再現した「A Day in the Life」とラーガロックの名曲「Within You Without You」を一緒に紹介します。

● Revolution 9


● A Day in the Life


● Within You Without You


posted by Kadan at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽紹介
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