2012年09月09日

天井桟敷の魅惑

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60年代後半から70年代、独自の世界で席巻した寺山修司、そして劇団「天井桟敷」。私が70年代マニアになった大きな要因の一つでもあります。きっかけは、多摩美の図書館で見た横尾忠則などのいまだ輝くポスターのすごさだったでしょうか。当時はもう寺山は亡くなり、劇団「天井桟敷」もなく、残った人々が作った「万有引力」の頃で、90年代初頭の「奴婢訓」が私の初の寺山舞台作品でした。

いわゆるアングラ劇団の魅力はシュールな世界観ですが、天井桟敷は、土着的な和の世界、さらには大正から昭和初期の退廃したエログロや見せ物小屋的世界が魅力です。またきっかけにもなった横尾忠則、粟津潔、宇野亜喜良、及川正通などのいかにもその時代の反商業主義な芸術的表現のシルクスクリーンのポスターも”いけない世界”感いっぱいで心惹かれます。

いくつか寺山作品は映画でも観られますが、やはり最初に観た「田園に死す」が印象深いです。恐山、線路、サーカス小屋、兵隊、学生服を着た白塗りの少年、異形の人々…などめくるめく異世界を堪能できます。エンディングの食事をしている家の壁が壊れると、新宿東口駅前の交差点というのも斬新です。

●アングラ-日本のポスターのアヴァンギャルド 展示 天井桟敷
http://www.musabi.ac.jp/library/muse/cybermuse/ctj/tenji/ts/ts.html







posted by Kadan at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画紹介
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