2014年03月07日
「太陽を盗んだ男」の迫力
「日本映画史上ベストテン」歴代第7位に選ばれた名作「太陽を盗んだ男」を紹介します。オープニングの皇居へバスがつっこむシーンや首都高で逃走車+パトカー十数台を走らせるシーンなど今なら間違いなく上映禁止、責任者逮捕となるゲリラ撮影の数々が見られる映画でもあります。
中学の物理教師城戸は、東海村の原子力発電所から強奪したプルトニウムで原爆を製造し、政府に行き当たりばったりとも思える要求を始めます。「プロ野球のTV中継を最後まで見せる」ことに成功すると、次ぎにローリングストーンズの日本公演、そして現金5億円と要求を続けます・・。
ヘビーな内容でありながら、屈折したまま大人になった若者の心情を70年代的ポップな演出で表現しています。この映画の影響か、今では考えられない公道でのカーチェイスやクラッシュ、爆破が、テレビドラマでもたくさん放送されてました。今は作る側にとって規制だらけで、無茶なことはCG頼みになってしまいましたが、こういったホンモノの映像を見るとやはり迫力も、受け取る気持ちもぜんぜん違うことに気づきます。
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