私が生まれた頃始まった「サザエさん」、大学を卒業する頃始まった「ちびまる子ちゃん」は、私の成長期とリンクします。その声優、そして原作者が立て続けにこの世を去ってしまいました。アニメの世界では時間がループしていても現実世界では確実に時は過ぎ去っていきます。
原作「サザエさん」のカツオは昭和13年生まれで今年80歳、アニメでも60歳近いはずですが、3月に終業式を迎えても次の年はまた小学5年生になりますし、タラちゃんも昭和22(or23)年生まれなのに、いつまで経っても小学校には上がれません・・。
しかし現実の世界でのその声は確実に歳を取ります。先日フネ役の麻生美代子さんが92歳で亡くなり、カツオの高橋和枝さんが1999年、ノリスケの村越伊知郎さんが2007年、波平の永井一郎さんが2014年、中島くんの白川澄子さんも2014年にこの世を去りました。アニメ「サザエさん」全盛期(テレビ全盛期)の70年代に働き盛りの3.40歳代だった方が、2010年代以降7.80歳代になってしまったので仕方ありませんが、その声がキャラクターそのものだったので、永遠のキャラクターのはずなのに、その声は歳を取り、そして二度と聞けない別れを迎えるのは辛いものです・・。
「ちびまる子ちゃん」は、私よりちょっと上の世代ですが、ほぼ子供時代がシンクロします。流行ったものやヒット曲がみな共感できる身近な世界ですが、これからは、あのぐうたらで、バカ笑いしてたり寝転んでマンガを読みながらスナックを食べているまる子を見ても、おばあさんになることなく50代で逝ってしまう・・、そんなことが脳裏をかすめて笑えなくなってしまいそうです。
サザエさんイントロのオリジナル
●Bubble Gum World - 1910 Fruitgum Company
posted by Kadan at 01:27|
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日記