2022年05月20日

Dall・E 2の絵

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「ハンバーガーを手にするバーガーキングの油絵の肖像画」

文章から画像を生成できるAIの最新バージョン「Dall・E 2」が4月に発表されました。自然言語処理と画像生成を組み合わせ、与えられた文章から自動でイラストや写真を生成します。上は「ハンバーガーを手にするバーガーキングの油絵の肖像画」。下は「宇宙飛行士」「馬に乗る」「写実的なスタイルで」といった文から生成された画像です。

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また、既存の絵からバリエーションを生み出すこともできるようで、名画フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」やスーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」のDall-E 2バージョンが複数見ることもできます。

ただ、クオリティも高く興味深いものでAIの進化の凄さを実感できますが、生成された画にはなんというか心に響くものが感じられず、人間の心の奥行きは表現できないようです。

● DALL・E: Creating Images from Text
https://openai.com/dall-e-2/

参照記事
● カラパイア
「ハンバーガーを手にするバーガーキングの油絵の肖像画」
https://karapaia.com/archives/52312269.html?utm_source=twitter.com

● Gigazine
「入力した文字情報から画像を生み出す「DALL・E」の高解像度・低レイテンシ版「DALL・E 2」登場」
https://gigazine.net/news/20220407-dall-e-2/



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2022年02月15日

モノクロームフォトの魅力

モノクロームの古い写真を見るとなんとも言えない気持ちになります。生まれる前でまったくその光景を知らないのに懐かしさを感じたり喪失感すら覚えたりします。

風景に温かみがあった時代というのもあるのでしょう、また色がない分失われたものへの郷愁が強く湧くのかもしれません。その時代の一瞬を切り取った作品には観るものに何かしらの感慨をもたらしてくれます。

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● 警察官であり写真家である石川光陽による戦前の「高円寺のカフェー街」。アールデコ風のモダンなカフェの奥に茅葺の家があって別天地のような戦前の高円寺です。
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● 近代写真の生みの親、木村伊兵衛の有名な作品「本郷森川町」。まるでセットのような街並みです。木々と家々が調和した古き良き東京の風景です。
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● 写真雑誌「アサヒカメラ」1940年の入選作品です。京都の農村風景のようですが、小川、木橋、茅葺き屋根、おかっぱ頭の女の子。童謡の中のふるさと日本の風景です。


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2021年09月16日

さみしくなる日本の風景

日本は都心部の一部や観光地など人が集まるところは綺麗になっていますが、ほとんどの街並み風景はどんどんさみしく寂れ続けています。

二村高史/青春出版社による「定点写真でめぐる東京と日本の町並み」という本は、前のページに2019年現在、次ページに70年代から90年代のほぼ同じ位置の写真=定点観測による街並みの変化がわかりやすく比較できる本になっています。地方都市の駅前通りには個人商店がひしめき、街道沿いには宿場町的世界が残っていた風景はことごとく消え、空き地や駐車場、レオパレスなアパートに変貌した現在日本のさみしい風景が記録されています。

著者にはそういった意識はないのでしょうが、行ってみたくなるような地方の風景がことごとく”人の通り道”ではなくなっています。整備され電柱地中化し綺麗になった観光地の裏にはそういった圧倒的に虚しい風景が広がっています。

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板橋区大門地区2019

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板橋区大門地区1992


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久喜市(旧栗橋宿)2019

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久喜市(旧栗橋宿)1992


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「定点写真でめぐる東京と日本の町並み」二村高史/青春出版社



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2021年06月23日

世界の美しいApple Store

世界には美しい建造物のApple Storeがたくさんあります。残念ながら古い素晴らしい建物を修繕して残す思想のない日本ではミニマルデザインなものばかり(それでも他店舗より個性的ですが)で、世界の美しいApple Storeに入ることはありません。

6月24日にロサンゼルスに「Apple Tower Theatre」がオープンするようで、これもまた美しいApple Storeです。1927年に発声映画を上映できるロサンゼルス初の映画劇場「Tower Theatre」をAppleがロサンゼルス市などと協力して修復・修繕した店舗で、魅惑的なApple Storeになっています。

● Apple Tower Theatre - アメリカ・ロサンゼルス


● Apple Piazza Liberty - イタリア・ミラノ
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● Apple Brisbane - オーストラリア・ブリスベン
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● Apple Schildergasse - ドイツ・ケルン
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● Apple Grand Central - アメリカ・NYグランドセントラル駅
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2021年03月18日

iPhoneカスタマイズ

iOS14になってホーム画面にウィジェットやショートカットで好きなアイコンを置けるようになり、ある程度カスタマイズできるようになりました。

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これは私のiPhoneのスクリーンショットです。左にウィジェットカスタマイズアプリの「Widgetsmith」で時計とカレンダーウィジェットを置き、右によく使うアプリのアイコンを自作してショートカットアイコンにしました。ショートカットアイコンは、簡単に作るなら写真からそのままでもいいですし、ネット上で探す方法もあります。私はある程度統一感あるアイコンにしたかったので、Macで黒バックに丸抜ベースのアイコンを作り、AirDropで転送、という方法で作りました。アイコンを変えるだけで雰囲気はずいぶん変わります。

● ショートカットアプリでアイコンを変更する方法

  1. ショートカットアプリを起動

  2. 右上+で新規ショートカットを作成

  3. "+アクション を追加" を押す

  4. 検索窓で「Appを開く」と打ち、下に出た "Appを開く " を選択

  5. "選択を開く " の選択(青字)を押しアプリを指定

  6. 右上の●に・・・を押し "ホーム画面に追加" を押す

  7. 下の"ホーム画面の名前とアイコン"のアイコンをタップし、"写真を選択" で好みの画像に変更

  8. "新規ショートカット" の名前を指定のアプリ名にする

  9. 右上の"追加"を押し完了



● Widgetsmith (iPhoneアプリ)
ウィジェットカスタマイズアプリで一番人気です。好みの色の時計やカレンダーをホーム画面に置けます。
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Widgetsmith


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2021年01月08日

渋沢栄一のカラー化

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渋沢栄一の古写真をカラー化しました。銀行、紡績、鉄道など500近い会社の設立に参画し近代日本経済の父とも言われています。2021年大河ドラマや新紙幣の1万円札の肖像画にも決まった偉人です。

これまでのカラー化した古写真をご覧になりたい方は、ホームページ+ELPH+ studio- 「パノラマ幻戯館」- ”古写真のカラー化”から御覧ください。


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2020年11月15日

宇宙のスケール…



この動画を見ると、頭で描いている宇宙が恐ろしく陳腐で矮小なものだと実感できます。星の比較も太陽の巨大さに驚いていると、その後に次から次へと出てくる巨大恒星のスケールに頭が混乱してきます。そのとてつもない赤色巨星も銀河の規模で見れば点以下の存在になり、その銀河も銀河団の中では塵一つの大きさになってしまう…。こんなものを観てしまうと、地球一周がどうの、400km上空程度で宇宙へ行っただのというのが、馬鹿馬鹿しいほどちっぽけな印象になってしまいます。

時間の観念も含めあまりにも凄すぎるスケールは、あらゆることが小さなことに感じてしまい、ボーッと観てるだけで妙にストレス発散になります。


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2020年10月03日

今では許されない、消えた風景

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昭和が終わる頃から、いろんな自主規制や同調圧力でがんじがらめな時代になってしまいました。自分の価値観と違う考えや文化を認めない人が増え、ちょっとしたことで抗議、炎上が起こります。実生活が豊かで楽しければそんなことで一々文句を言う気持ちにはならないはず、やはり、広い心、遊び心を持つ余裕が今の停滞した日本にはないのでしょう。昭和元禄と呼ばれたイケイケでめちゃくちゃな1960年代後半70年代初頭の日本がうらやましい限りです。

ここで掲載する写真は、今では決して撮ることを許してもらえない、やる人は非常識と言われてしまう写真ばかりです。線路を歩く写真などは70年代ではよくある風景だったのですが、今では避難の嵐でしょう…。

ちょっと視点がズレますが、いまだ思い出して至福な気分になるのが、20代の頃一人旅をした電車の中の光景です。初夏の夜、中央本線普通上りの長野か山梨あたりの山の中でしょうか。ガラガラの古い車両でボックス席に足を投げ出し、江戸川乱歩の「押絵と旅する男」を読みながら、窓を全開にしてタバコを吸っています。肘を窓に掛け、顔を出すと外は疾走する暗で、自分が今どこにいるのかもわからず、時代さえ分からなくなるような奇妙な感覚…。こんななんともいえない体験も、下開き窓は危険、全面禁煙の今では再体験不可能になってしまいました。

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- 今では絶対に通報される橋の上 -

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- 今では非常識になる住宅街の焚き火 -

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- 今ではやる人の神経が疑われる屋根の上 -

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- 今では田舎の高校生までが限界の二人乗り -



BGMは、Erik SatieのGymnopedies No.1


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2020年07月19日

大正日本のAI映像


大正時代の日本の映像を4Kカラー化した作品です。文明開花の明治から約50年。大正モダンの日本ですが、まだまだ日本文化が色濃く残っているのが分かります(絶妙な和洋折衷風景です)。その後100年経った今、戦後から続くアメリカ後追いの日本には、暮らしの中の日本文化はほぼ消滅してしまいました…。

AI技術によるカラー化、ノイズ除去、フレームレート60fpsの滑らかな動きなど、デジタルリマスターされ復活したこの貴重な映像は一見の価値があります。

詳細サイト
● Japaaanより
大正時代の日本のモノクロ映像をAI技術で4Kカラー映像化させた作品が超感動もの!60fpsでヌルヌル動く!
https://mag.japaaan.com/archives/122962


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2020年01月08日

世界の魅力的なスタバ

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スターバックスが、2020年に訪れるべき店舗20選を紹介していて、日本からは川越の「鐘つき通り店」が選ばれています。

やはり近代的・未来的デザインより、その国の文化が感じられるクラシックな佇まい(+モダン)のお店の方が魅力的なことがわかります。個人的には中国の揚州のお店が一番惹かれます。

● 20 Starbucks stores to visit in 2020
https://stories.starbucks.com/stories/2019/20-starbucks-stores-to-visit-in-2020/



posted by Kadan at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | こだわり情報