街の顔や観光名所にもなるはずの歴史ある名建築駅や庁舎も次々ととり壊す日本。築数百年の駅や庁舎が燦然と輝くヨーロッパの国とは対極にあります。
駅も顔のないショッピングビルになっていますが、庁舎も魅力あるものが次々と壊され、消えて行きました。人口の少ない地方都市や存在感の薄い区、また本来古き良きものを残すべき”保守”が強い地域の方が、土建業と密接に絡んでるからか、無機質な箱物を立てる傾向があるようで、人口を無視したようなビル庁舎が目に付きます(田舎の人にある高層ビルへの憧れ、見栄もあるのでしょうが・・)。
それでもまだ独自の存在感ある建造物が残されています。ビル庁舎の横に申し訳程度に保存したものでなく、街の顔としてそびえ建つ現役の歴史あるかっこいい庁舎をいくつか紹介します。
●神奈川県庁舎
●愛知県庁舎
●名古屋市庁舎
●愛媛県庁舎
●宮崎県庁舎
●名護市庁舎
2016年06月11日
2016年05月19日
美しき村

一度は訪れたい世界の美しき村を紹介しています。観光地化している所が多いですが、ちゃんと生活と密着している本当の美しき村が多い印象です。特にヨーロッパは観光地化していない村でも電線は目立たないし、ハリボテのごまかしはないし、何よりもその周辺も含めた環境が美しく、古くなったら建て替える、ではなく修繕して集落の顔を変えない、という思想が行き届いています。
日本にも妻籠や馬籠、白川郷など美しい集落がありますが、観光地化されすぎたところも多く、「なんだか生活感がないな〜」と落胆しまうことがよくあります。美しい集落のすぐ先にプレハブ住宅が建っていたり、鉄塔が山を貫いたり、蜘蛛の巣のような電線が目立ったり、俯瞰でも美しい日本の村風景は列島改造時に消えてしまいました。
●らばQより
一度は訪れたい世界各地の美しい18の村
http://labaq.com/archives/51868719.html
2015年11月06日
金魚アートアクアリウム

普段入城できない夜に、非公開の場所にて開催される特別な企画展「アートアクアリウム」が京都二条城で行われます。
映像と光を駆使した多くのインタラクティブアートを楽しめるようで、金魚や錦鯉をモチーフにした数々のアートアクアリウムは見ごたえありそうです。
光の宝石箱や〜! 国内最大級「京都二条城のアートアクアリウム」に行ってみた
●ロケットニュースより
http://rocketnews24.com/2015/10/25/654586/
●アートアクアリウム
10月23日(金)- 12月14日(月)
http://artaquarium.jp/exhibition/kyoto2015.php
2015年11月01日
街変化
日本中どこも同じような景観で、旅行に行っても国道沿いはチェーン店が立ち並び、地方の個性が感じられなくなっていますが、私の住む横浜の街はどちらかというと違いが分かりやすい所でもあります。横浜は高低差が東京以上にあり、よくいう”高台は高級住宅街、窪地・埋立地は庶民の街”が端的で、観光地としても有名な洋館が立ち並ぶ丘の上の山手町は、緑多い庭を持つ豪邸や億を超える高級低層マンションが立ち並びますが、崖下の川を挟んだ低地には寿町や松影町など旧ドヤ街と呼ばれた地域が広がり、街の光と影がはっきり見分けられます。
こういった土地高低差の街の違いは、近年山を切り崩した新興住宅地を除けばどこの都市でも当てはまりますが、普通の大通り沿いとなると、最初に言ったように違いはあやふやになり、都心や駅周辺を除けばどこの街も似たような街並みが続きます。そんな中、横浜中区の本牧通りから根岸までの道は大きく3つの街並み変化が楽しめます。

まず元町から山手トンネルを抜け少し行くと本牧商店街が現れます。昔ながらの歩道に屋根のついた個人商店街が並ぶ地域で、その先が昔アメリカの接収地だったことから5.60年代の本牧文化の中心地でもありました。この古き良き(悪く言えば時代に取り残された)商店街は山手警察署前まで続きます。

山手警察署から本牧間門までは桜並木のある計画された街並みが続きます。特に旧アメリカ接収地側は電柱が地中化され歩道も広く景観のいい場所で、新本牧公園周辺は外国人も多くドイツ車だらけの高級住宅街になっています。

間門を超え根岸・磯子方面へ進むと風景は一変します。左は広大な埋め立て工場地と首都高の高架、さらに抜けるとちょっとさみしさすら感じる妙に開けた風景に変わります。ただ崖の上は南向きになっているため、眺望のいい高台マンションが立ち並び、高低差の変化も見られます。
おおよそ6km位の距離でここまで街の顔が変わる所はあまりないと思います。ドライブがてら、街散歩が好きな方にはバスで、そんな見方をするのもたまには楽しいです。

ホームページ+ELPH+ studioを更新し、素材、毎月のロック等を追加更新しました。詳細は、+ELPH+ studio内「+What's New」を御覧ください。
こういった土地高低差の街の違いは、近年山を切り崩した新興住宅地を除けばどこの都市でも当てはまりますが、普通の大通り沿いとなると、最初に言ったように違いはあやふやになり、都心や駅周辺を除けばどこの街も似たような街並みが続きます。そんな中、横浜中区の本牧通りから根岸までの道は大きく3つの街並み変化が楽しめます。

まず元町から山手トンネルを抜け少し行くと本牧商店街が現れます。昔ながらの歩道に屋根のついた個人商店街が並ぶ地域で、その先が昔アメリカの接収地だったことから5.60年代の本牧文化の中心地でもありました。この古き良き(悪く言えば時代に取り残された)商店街は山手警察署前まで続きます。

山手警察署から本牧間門までは桜並木のある計画された街並みが続きます。特に旧アメリカ接収地側は電柱が地中化され歩道も広く景観のいい場所で、新本牧公園周辺は外国人も多くドイツ車だらけの高級住宅街になっています。

間門を超え根岸・磯子方面へ進むと風景は一変します。左は広大な埋め立て工場地と首都高の高架、さらに抜けるとちょっとさみしさすら感じる妙に開けた風景に変わります。ただ崖の上は南向きになっているため、眺望のいい高台マンションが立ち並び、高低差の変化も見られます。
おおよそ6km位の距離でここまで街の顔が変わる所はあまりないと思います。ドライブがてら、街散歩が好きな方にはバスで、そんな見方をするのもたまには楽しいです。

ホームページ+ELPH+ studioを更新し、素材、毎月のロック等を追加更新しました。詳細は、+ELPH+ studio内「+What's New」を御覧ください。
2015年10月12日
大さん橋にいづも
大さん橋に自衛隊最大の艦艇-護衛艦「いづも」がいました。特にミリタリー好きでも右寄りでもないのですが、いざ目の前にあるとなかなか迫力があって、客船とは一味違う、ガントリークレーンや石油工場の魅力にも似た無骨さがあり、何枚も写真を撮ってしまいました。
調べてみると自衛隊主催の広報行事「FLEET WEEK」というのがあり、私が訪れた翌日から艦艇一般公開や夜のライトアップが行われるらしくちょっと残念でしたが、こういった行事は結構混雑するので、前日でよかったように思います。




調べてみると自衛隊主催の広報行事「FLEET WEEK」というのがあり、私が訪れた翌日から艦艇一般公開や夜のライトアップが行われるらしくちょっと残念でしたが、こういった行事は結構混雑するので、前日でよかったように思います。




2015年10月06日
天空庭園
商業施設にはよく屋上庭園などありますが、池尻大橋の近くにある「目黒天空庭園」はそういった公園とは一味違う天空庭園です。
この目黒天空庭園はループ状の大橋ジャンクション屋上にあり、庭園自体立体的で円を描くように作られています。246や池尻大橋駅近くですが、場所柄平日はそれほど混雑していないので、ベンチでぼーっとするのもいいですし、田園都市線沿線に住んでいるのであれば、渋谷からのんびり散歩がてら歩いて、ちょっと寄ってみるのもいいかもしれません。



この目黒天空庭園はループ状の大橋ジャンクション屋上にあり、庭園自体立体的で円を描くように作られています。246や池尻大橋駅近くですが、場所柄平日はそれほど混雑していないので、ベンチでぼーっとするのもいいですし、田園都市線沿線に住んでいるのであれば、渋谷からのんびり散歩がてら歩いて、ちょっと寄ってみるのもいいかもしれません。



2015年07月15日
近所のいい坂
横浜は坂の多い街です。特に観光地、山手町には散歩にはもってこいの”いい坂”が多いですが、そんな有名な場所でなくてもなかなか風情のある坂が結構あります。
今回は、観光地山手町でなく観光客はほとんど通ることのない、近所の山手駅から坂の上の横浜国大付属小周辺に向かう”ちょっといい坂”をいくつか紹介します。地元の人以外通ることのない坂ですが、坂好きには魅力のある坂です。

山手駅からふぞく坂途中の左手の階段坂道

上記坂の横浜国大付属小北西端から

立野から大和町へ降りる急坂

立野・西之谷付近の路地坂
今回は、観光地山手町でなく観光客はほとんど通ることのない、近所の山手駅から坂の上の横浜国大付属小周辺に向かう”ちょっといい坂”をいくつか紹介します。地元の人以外通ることのない坂ですが、坂好きには魅力のある坂です。

山手駅からふぞく坂途中の左手の階段坂道

上記坂の横浜国大付属小北西端から

立野から大和町へ降りる急坂

立野・西之谷付近の路地坂
2015年07月01日
よみがえる江戸
ホームページ+ELPH+ studioの「パノラマ幻戯館」- ”よみがえる江戸” にて掲載しているベアトなどの幕末写真や明治初期古写真をカラー化したものの新規着色写真です。新規カラー化したものは、ブログでも紹介していきたいと思います。
今回のベース古写真は、ベアトの「鑓水」写真の一部です。鑓水は、現在の南大沢と橋本の間にある場所です。私の母校多摩美大も鑓水にあるので馴染み深い場所です。
撮影場所は、多摩周辺の失われた風景を考察している「失なわれゆく風景」によれば、野猿街道-小泉家屋敷近くの上り道から八王子絹の道資料館方面に向けて撮影されたようです。現在は開発されて農村風景は見る影もありませんが、山並みは当時と変わっていません。
これまでのカラー化した古写真をご覧になりたい方は、ホームページ+ELPH+ studio- 「パノラマ幻戯館」- ”よみがえる江戸”から御覧ください。

参照サイト
●失なわれゆく風景
http://blog.goo.ne.jp/minazukikoya

ホームページ+ELPH+ studioを更新し、素材・宿情報、毎月のロック等を追加更新しました。詳細は、+ELPH+ studio内「+What's New」を御覧ください。
今回のベース古写真は、ベアトの「鑓水」写真の一部です。鑓水は、現在の南大沢と橋本の間にある場所です。私の母校多摩美大も鑓水にあるので馴染み深い場所です。
撮影場所は、多摩周辺の失われた風景を考察している「失なわれゆく風景」によれば、野猿街道-小泉家屋敷近くの上り道から八王子絹の道資料館方面に向けて撮影されたようです。現在は開発されて農村風景は見る影もありませんが、山並みは当時と変わっていません。
これまでのカラー化した古写真をご覧になりたい方は、ホームページ+ELPH+ studio- 「パノラマ幻戯館」- ”よみがえる江戸”から御覧ください。

参照サイト
●失なわれゆく風景
http://blog.goo.ne.jp/minazukikoya

ホームページ+ELPH+ studioを更新し、素材・宿情報、毎月のロック等を追加更新しました。詳細は、+ELPH+ studio内「+What's New」を御覧ください。
2015年06月10日
「まれ」横浜ロケ地案内
朝ドラ「まれ」が横浜編になり、見慣れた場所がロケ地として登場しています。「マ・シェリ・シュ・シュ」や「天中殺」はセットなので実在しませんが、その周辺は元町や中華街でロケされています。よく使われる場所をGoogleマップで紹介します。
●山下公園
能登から横浜にやってくると必ずここを通ります。駅から元町に向かうのにここを通るのは大回りですが、ドラマにはこういうことは多々あります…。
●元町公園横の額坂
元町公園の西側の額坂は「マ・シェリ・シュ・シュ」と「天中殺」への行き来でよく登場します。桜の季節の散歩をお薦めします。
●前田橋
こちらもお店と中華街の家への行き来で通ります。元町と中華街を結ぶ橋で、幕末の写真にも登場する橋ですが、今は風情はまったくありません。
●中華街の市場通り
中華のお店兼寮でもある「天中殺」へ向かう通りです。ここから小路に入った所に「天中殺」がある、という設定です。実際この辺は占いの店が知らない間に増えました。
●臨港パーク
ベイブリッジが正面に見える、パシフィコ横浜の奥の公園です。相談事など山下公園とともにちょっとしたシーンで登場します。観光の際は、シーバスもお薦めです。
他にも象の鼻パークや港の見える丘公園なども使われています。基本、山手、元町、山下町など観光で気軽に巡れる距離です。
●山下公園
能登から横浜にやってくると必ずここを通ります。駅から元町に向かうのにここを通るのは大回りですが、ドラマにはこういうことは多々あります…。
●元町公園横の額坂
元町公園の西側の額坂は「マ・シェリ・シュ・シュ」と「天中殺」への行き来でよく登場します。桜の季節の散歩をお薦めします。
●前田橋
こちらもお店と中華街の家への行き来で通ります。元町と中華街を結ぶ橋で、幕末の写真にも登場する橋ですが、今は風情はまったくありません。
●中華街の市場通り
中華のお店兼寮でもある「天中殺」へ向かう通りです。ここから小路に入った所に「天中殺」がある、という設定です。実際この辺は占いの店が知らない間に増えました。
●臨港パーク
ベイブリッジが正面に見える、パシフィコ横浜の奥の公園です。相談事など山下公園とともにちょっとしたシーンで登場します。観光の際は、シーバスもお薦めです。
他にも象の鼻パークや港の見える丘公園なども使われています。基本、山手、元町、山下町など観光で気軽に巡れる距離です。
2015年06月01日
超広大な尾張藩下屋敷戸山荘

江戸時代、現在の新宿戸山-学習院女子大から早稲田戸山キャンパス、真ん中に戸山公園をはさんで、国際医療研究センター病院-東戸山小あたりまでの広大な敷地に「尾張藩下屋敷戸山荘」がありました。
この尾張藩下屋敷のすごいところは、屋敷内を東海道の町に模していたことです。広大な花畑や庭園、池、滝は当たり前で、鷹狩場、神社、寺、そして山にさらに宿場町も作っていました。
特にすごいのは宿場町で、小田原の宿をそのまま模倣し、長さ200m以上の通りには、花屋・本屋・植木屋・酒屋そして小田原名物外郎の虎屋まであり、将軍が訪問する際など、その虚構の宿場町は本物の町のように開かれ、にぎわいまで再現させていました。
このものすごい下屋敷は、当然今は跡形もなくなっています。名残として「麿呂ヶ嶽」と呼ばれた築山が「箱根山」として戸山公園内に残っていますが、当時は標高44.6mで他にそれを超す高いものが何もないので、江戸の町を一望できたようですが、今はただの小高い公園の山となってしまい、往時の風景とはまったく違う”ありがち”な小山となっています。
●参照ページ:尾張藩下屋敷 戸山荘
http://tukitodora.exblog.jp/16366276

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