2013年08月07日

迫力の閻魔と奪衣婆

先月7月16日、新宿の太宗寺に行ってきました。迫力ある閻魔像と奪衣婆像、江戸六地蔵の第三番がある所として知られています。

閻魔像と奪衣婆像は毎年7月15日・16日だけの御開扉なので、それ以外に行くと扉越しに覗くだけでちゃんと見られません。普段なかなか新宿には行く気力が出ないのですが、東横線と副都心線が直通になったので、いい機会として行ってきました。

副都心線の新宿三丁目駅はちょうど新宿伊勢丹の向かいに出口があります。フレンチトーストで有名な女性だらけのCAFE AALIYAに寄った後、隣の二丁目にある太宗寺へ向かいました。

江戸時代甲州街道沿いの宿場町だった新宿もビルの密集する大都市となり、さらに東京大空襲で被災したので、本堂、境内、その周辺は趣きという面ではぜんぜんダメです(さらにあの二丁目です…)。それでも太宗寺入口にある巨大な地蔵は迫力があり惹きつけます。そしてその奥にある閻魔堂は扉が開いていて、薄暗い中、奪衣婆がうっすらと浮かんだように見え、一気に日本的妖しい世界へといざないます。正面まで行くと5mを越える閻魔像がこちらを睨み、左手に2mを越える奪衣婆が鎮座しています。閻魔はスマートで怖いというよりかっこいい感じですが、奪衣婆は怖いです…。迫力という面では奪衣婆のほうがすごいでしょう。子供だったら間違いなく泣きます。

奪衣婆像は明治3年、閻魔像は昭和8年とどちらもそれほど歴史あるものではないようですが、失った日本の妖しい魅力に興味のある人は見て損のないすごいものです。他に新宿山手七福神の一つである布袋尊像や真っ白く塩に覆われた、塩かけ地蔵もあるので、喧噪の中の異空間になっています。


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●新宿・太宗寺
新宿区新宿二丁目9-2

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2013年06月26日

東京駅迷宮。

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久しぶりに東京駅、丸の内に行ってきました。東京駅ドームの復原、どんどん巨大化するエキナカと駅地下、三菱一号館など、行きたいと思っていたところ、「KITTE|キッテ」オープンをいい機会として平日午後向かいました。

エキナカの小岩井農場のソフトクリームを食べ、南口のドームへ向かいました。ドーム天井のレリーフはかなり凝っていて一見の価値ある美しさです。こういう手間暇かけた歴史ある駅を復原してきれいにする、この思想は大切です。昔、建て替え案もあったようで、ほんと京都駅のように無機質な顔のない駅にならなくてよかったと思います。

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駅正面の丸ビル、新丸ビル、日本工業倶楽部、そしてKITTEのJPタワーなど、旧ビルの高さと面影を残す部分と上の高層部デザインを分けることで、旧ビル時代の統一感ある景観を維持していて悪くないです(皇居との風景調和を考えれば高層部はないほうが本当はいいのですが…)。目的の「KITTE|キッテ」に入ってみると、かなり広い吹き抜けの余裕ある空間で、ショップを詰め込みすぎていない所が好感持てます。また、同じJPタワーにあるインターメディアテクの「MADE IN UMUT-東京大学コレクション」は、無料であるにもかかわらず、いろんな骨格標本などの「学術標本」があり、小さな博物館並の施設となっていて見応えがあります。

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のんびり「KITTE|キッテ」をまわった後、「三菱一号館」へ向かいました。思ったよりも自由に行き来できる所が少なく美術館とカフェがほとんどを占めています。入ろうと思っていた「Cafe 1894」は予想以上に混雑し、予想を遙かに超えたおばさんたちのおしゃべり声がうるさく、落ち着いた造りを楽しめそうにないので諦めました。その代わりというわけではないですが、三菱一号館と隣のブリックスクエアの間にある「一号館広場」はとてもいい空間です。バラなどの花々が植えられ、ベンチもあり、一号館のレンガと雑貨店やオープンカフェに囲まれた品のいい広場になっていて、いつまでも休んでいたくなります。

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最後にお土産を買いに、巨大なエキナカと駅地下へ行ったのですが、図を見てもほぼ迷路状態です。改札を入らない八重洲側の大丸や一番街、改札の中の、GRANSTA、NorthCourt、SouthCourt、Central Street…。疲れた体にいやがらせをするように分散しています。おそらく一度や二度では把握できないでしょう。なかなか楽しめる東京駅ですが、エキナカと駅地下だけでもかなりの体力を使う場所です。

平日でも団体客などで結構混んでいるので、休日の人手はかなりすごいのではないでしょうか(会社関係の人がいない分空いてるのかも?)。東京駅復原から間がないので仕方ないことかもしれませんが、この次はもう少し落ち着いてから、三の丸尚蔵館目当てに訪れたいと思います。


●KITTE|キッテ
http://jptower-kitte.jp/

●インターメディアテク
http://www.intermediatheque.jp/

●東京駅が街になる Tokyo Station City
http://www.tokyostationcity.com/


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2013年05月08日

安養院のツツジ

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5月初旬、久しぶりに鎌倉へ行ってきました。いつもは車を借りて行くことが多いのですが、今回は電車での鎌倉です。乗換案内サイトで調べると、家から東横線で横浜駅-横須賀線に乗り変え-鎌倉まで、おおよそ35分、車だと空いていても1時間はかかるので、電車はやはり速いです。

北海道物産展の初出品「白い恋人ソフトクリーム」を食べるため、横浜駅でいったん、そごう横浜店に立ち寄り、ソフトを食べて(ソフトクリームマニアでもあります)から鎌倉へ向かったので、家を2時に出て、鎌倉に着いたのが3時ちょっと過ぎになってしまいました。今回訪問の目的は「安養院」のツツジです。

鎌倉に行ってもなかなか向かわない駅の南東側。丸七商店街や雑貨店を見ながら逗子に向かう道をのんびり10分ほど歩くとツツジの壁が見えてきます。人の2倍ほどの高さの「オオムラサキ」という種のツツジが、寺の入口から道路に沿って丸みを帯びた壁となって咲く様は、すごい迫力です。狭い道路が思った以上の交通量なのが残念ですが、こういった状態のツツジは他ではあまり見ることができないので、訪れる価値は十分あります。

「八雲神社」や「ぼたもち寺」のある小道を上り、京都のような風情の「琴弾橋」、大正13年建造のアーチ橋「東勝寺橋」などを見て、「鎌倉宮」まで行き、「鶴岡八幡宮」-段葛を通って鎌倉駅へ帰ってきました。一休み予定だったカフェは混んでいたので、フクちゃんスタバと呼ばれるスターバックス御成町店で休んだ後、家路につきました。お土産はいつものキャラウェイの持ち帰り冷凍カレーと松風堂の酒まんじゅうです。去年末に痛めた座骨神経痛後初めての1万5000歩越えで、ちょっと疲れましたが、なかなか楽しい鎌倉散歩でした。


安養院
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琴弾橋
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東勝寺橋
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2013年04月21日

徳川ヴィレッジ



都内の本当の高級住宅地「目白」の一画、かつての尾張徳川家の屋敷跡地で、現在も関係者によって運営されている外国人向けの高級賃貸住宅、それが「徳川ヴィレッジ」です。

邸宅群は明らかに他の宅地と違うことがGoogleマップの航空写真を見ても分かります。緑に包まれた余裕のある作りは、庭なしの小さな家4軒分くらいが一つの敷地になっています。本来、欧米や一昔前の日本の宅地思想では、この位の建物と庭、緑の配置が普通(中流)かもしれませんが、建売りメインの今の日本の一般的住宅思想では、田舎でも新築は庭がほとんどない作りなので、高級住宅地目白の中でも徳川ヴィレッジは、上流の上をいく贅沢すぎる特別な区画といえるでしょう。

ほとんど外国人の富裕層の方が住んでいますが、日本人でも法人契約などで住めるようです。まあ私たちのような一般人には関係ない世界です…。中を散策したくても、残念ながら徳川ヴィレッジは、私有地なので無断で入ることはできません(入ってしまう人もいるようですが出入り口には監視カメラがあります)。どうしてもヴィレッジ内を散策したい、そんな方は、そこに住む外国人と友人になって、パーティーに呼ばれる、というかなりハードルの高い方法がありますが、私は下記の公式ページで、別世界のような「徳川ヴィレッジ」を垣間見る程度で我慢します…。

●徳川ヴィレッジ
http://www.tokugawa-village.jp/


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2013年04月13日

Googleストリートビュー帰省

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先日何かの観光サイトからGoogleマップで赤城山へ向かいました。ストリートビューはメイン道路のみで、残念ながら大沼以外の小沼や覚満淵など自然あふれた所には行けず、赤城山Google観光は堪能できませんでしたが、ついでなので南東30kmにある私の故郷、新田(平成の大合併で今は太田新田となっていますが、私の中では今もただの新田です)へマップを移動してみました。相変わらず衛星写真は高解像度がなくボケボケですが、ストリートビューは思いっきり青い網の目ができていました。

県道などのメイン道路だけでなく、小中学校への通学路のたんぼ道まで、よくぞここまで、というほどストリートビュー撮影しています。帰省しても実家の近所か街中へ行く位なので、通学路や学校付近、友人のいた地区など30年以上行ってない道をストリートビューで巡ってみました。

野中の小さな一軒家といった感じの、当時でも相当古い(築100年位の)トタン葺きの同級生の家がまだあるのにはびっくりしましたが、小学校横の母や幼なじみ母子と寄ったラーメン屋もコカ・コーラのヨーヨーを買った文房具屋さんも、もうありません…。同級生のピノキオというお店もありませんでした。いくつか点在した沼も地方交付税を使い切るためなのか、殺風景なまでの公園化整備が行われて自然な趣きが消えています。やはり過ぎ去った時は長いです…。

観光地でない田舎出身の人なら分かると思いますが、田舎では、いい年をした大人が商店街でもない町道やたんぼ道を”歩く”というのは非常に勇気のいる行動です。ドラマや映画ではよくある光景ですが、実際は観光地化した町以外では、農家の方が自分の田畑へ行くか、犬を連れての散歩(こちらも地元に住み続けてる人のみ有効)とかでないとまず不審者扱いになってしまいます…。のんびり昔の通学路を巡る唯一の方法がストリートビューしかないというのは皮肉なことですが、気軽にできるGoogleストリートビュー帰省、一度試してみてはいかがでしょうか。


●Google マップ
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl


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2013年02月24日

不思議の街「アルベロベッロ」

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こういう風景を見てしまうとヨーロッパの世界観に憧れてしまいます。アルベロベッロという街にあるトゥルッリと呼ばれる建物群は、夢見る不思議の国の街並みのようです。実際は税金対策がらみのとても夢とはかけ離れた成り立ちのようですが、それでこの美的センスは脱帽です。

ヨーロッパはどこも街の景観の良さ、古いものを壊さず修繕・保存する気持ちは、日本とは比べものにならないです。保存区域のトゥルッリ群地域は当然としても普通の街の地域も白を基調とした街並みで、通りを越えたらただの雑多な街といった日本の観光地とは違い、統一感ある切れ目のない美しい景観です(Googleのストリートビューで見ても分かります)。

らばQより
●とんがり屋根には歴史的な理由があった…イタリアの世界遺産「アルベロベッロのトゥルッリ」
http://labaq.com/archives/51781338.html


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2013年02月16日

横浜にあった”失った”名所

私の住んでる横浜といえば、歴史は浅いですが幕末開港期から異国の文化が入り込み、独自の情緒がある観光地として知られています。

ただ日本全国どこにもいえますが、装飾のすばらしい古い建物の解体 - 秩序ない箱形ビルや既製住宅化(庭や垣根など家を囲む緑の減少)-で年々街の風情は消えていってます。都市の合理化と工業化など時代の流れで消えていった横浜の名所、名建築は数知れませんが、ここでは、復元はまず無理でしょうが、今あれば圧倒的な観光名所となったであろう幕末期や明治期にあった”失った”、個性ある名所を紹介します。


●サムライ商会
本町通りにあった外国人向け古美術・骨董のお店でした。巨大な翼を拡げた鷲や仁王像、鯱など過剰な装飾、そして実際は極彩色だったらしい、ものすごい建造物です。もっとも本物を見てみたかった建物です。

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●元町百段
前田橋から元町に向かうと真正面(現在の霧笛楼の横あたり)にあった、山頂の浅間神社に上がる階段です。山頂には茶屋があり、眺望の良い名所でした。階段は関東大震災で崩壊し、山頂には現在「元町百段公園」というちょっとさみしい公園があります。

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●本牧十二天
本牧岬に張り出た所にあった本牧の鎮守様です。脇には浜辺もあり景勝地として有名でした。そこにあった社や茶店というよりも、周辺全体の景観が、完膚無きまでに消し去られています。海は遠くなり荒涼とした工業地帯の中に岬だった山だけが残っています。

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ホームページ+ELPH+ studioを更新し、素材・宿情報を追加しました。詳細は、+ELPH+内「+What's New」を御覧ください。

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2012年10月10日

七大仏教の聖地


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寺院などで感じる”場”の空気や陰影ある和空間の安らぎ、香のにおいなどは、宗教心がそれほどなくても不思議と安らぎます。特に数百年以上続く伝統仏教の聖地は、木々に包まれ、時の流れを忘れさせるような魅惑ある空間が広がっています。

ここでは、何百年にもわたって幾世代もの人々が訪れた、日本伝統仏教の代表である七大仏教宗派の総本山をGoogleマップで紹介したいと思います(宗派により総本山が複数ある場合は最も有名な場所とします)。


「天台宗」
最澄が開いた「日本仏教の母」とも呼ばれる宗派です。
鎌倉仏教の祖が多くここで学びました。
総本山は、比叡山延暦寺です。(派によっていくつかあります)

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「真言宗」
弘法大師として有名な空海が開いた密教の宗派です。
天台宗と並んで平安時代からある伝統仏教です。
総本山は、高野山金剛峯寺です。(東寺など派によっていくつかあります)

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「臨済宗」
禅のひとつで日本での開祖は栄西です。公案(禅問答)を重視します。
最も大きいのは妙心寺派ですが、ここでは栄西の建仁寺とします。
(大きい宗派がたくさんあります)

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「曹洞宗」
禅のひとつで日本での開祖は道元です。ひたすら座禅に徹することを重視します。
総本山は、永平寺です。(両大本山として總持寺があります)

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「浄土宗」
法然の開いた「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われるいう大衆向けの宗派です。
総本山は、知恩院です。(西山派は禅林寺です)

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「浄土真宗」
親鸞が浄土宗を発展させ、信心こそ重要という、
より分かりやすくした大衆向けの宗派です。
総本山は、西本願寺です。(大谷派の東本願寺など派によっていくつかあります)

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「日蓮宗」
日蓮が開いた宗派です。大衆向けの宗派で「南無妙法蓮華経」
唱えれば、悟りが得られます。
総本山は、久遠寺です。(日蓮系は数多くありますが日蓮宗はここだけです)

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2012年09月13日

好きな大通り

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(c) Google


雰囲気のいい道、きれいな道、気持ちいい道、というのがあります。風光明媚な山の中の道だったり、旧街道の面影を色濃く残す道であったり、いろいろあると思いますが、都心部にもなかなか魅力的な道がたくさんあります。

小道や坂道、緑道など、車の交通量がない道に”いい道”がたくさんあり、散歩道や坂道の本などでも紹介されるので、あえてここでは、本来歩くには邪魔な車が多く通る、いわゆる”(大)通り”の中で、歩いても車で走ってもお薦めの私の好きな道を、Googleマップで紹介したいと思います。疑似体験したい方は、ストリートビューで巡ってみてください。そして関東近郊で、まだ行った(通った)ことのない方は、ぜひ通ってみてください。お薦めは初夏と紅葉の秋です。


●旧山手通りと目切坂
エジプト大使館あたりから代官山交番までの旧山手通りは、低層で
高級なお店や大使館、マンションが並び、歩道も余裕があり豊かな
空間が広がります。散歩の場合さらに目切坂を下るのもいいです。


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●外苑前から四ッ谷
青山二丁目から美しい銀杏並木を抜け、絵画館前を右に曲がり、外苑東通り
を越え東宮御所脇を四ッ谷まで行く道は常に木々を眺めながら走れます。


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●千鳥ヶ淵と皇居前広場
桜の季節、イギリス大使館から千鳥ヶ淵、代官町通り脇の土手は歩くのは格別です。
竹橋を越え、そして内堀通りに出て皇居前広場に出ると空の広さと松が圧巻です。


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●日本大通りから山下公園通り
最後は私の住んでる横浜の大好きな道。横浜公園から日本大通りを抜け山下公園通りまで
の道は県庁、横浜貿易協会そしてニューグランドがありクラシカルな港町の風景です。


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2012年07月14日

Googleマップで美しい街探訪

美しい街並みというとヨーロッパの街並みを誰でも浮かべるでしょう。統一感ある重厚な建造物と景観を考え必要最小限の道路表示、そしてどんな田舎でも電線が整理されている空間。日本も江戸末期に来た外国人が江戸の街の美しさを絶賛しましたが、無計画なビルの乱立、運河の埋め立て、蜘蛛の巣のような電線の放置で、美しい街という視点では悲しい景観となってしまいました。京都も広大な寺院やほんの一部の区画だけが観光のため美しく整備されてますが、街としては、あの駅も含め、古都というより周囲との協調を無視した近代的な雑多都市となってしまいました。

いまだ街として美しい景観を保ち、数百年前の著名人が住んだ家があり、古い建物の方が住居として価値がある、という日本とは真逆の世界観を持ったヨーロッパの美しい街と計画(デザイン)された美しい街をGoogleマップで紹介します。


●プラハ
チェコの首都である古都プラハは、ストリートビューで見る
とほぼ同じ高さの古い建物と緑の調和がとても美しいです。


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●ストックホルム
スウェーデンの首都ストックホルムは、「水の都」と呼ばれるよう
に至る所に水辺があり、緑も豊かに配置された街になっています。


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●アムステルダム
オランダの首都アムステルダムも網の目のように運河があり、それに
沿った緑も豊かで、ちょっと江戸復元図の江戸の街に似ています。


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●麗江
中国雲南省の麗江は、周囲が日本と同じようにアジア的な無計画発展をしてい
ますが、旧市街が1km四方に残っていて、そこだけ時間が止まったようです。


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●京都
京都は広いお寺以外、思ったほどきれいな街ではなくビルと電線の街です。
そんな中、南禅寺周辺にはお屋敷を超えた豪邸の集まる一帯があります。


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- 計画都市 -

●パルマノーヴァ
イタリアの星形要塞パルマノーヴァは、ルネサンスの理想都市の実践例とし
て知られています。ストリートビューより航空写真で見る方が美しいです。


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●ゴールデンビーチ周辺
フロリダ、マイアミビーチの北にあるゴールデンビーチ周辺は
リゾートの街として計画されつくした人工的美しさを持っています。


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