2020年07月10日

タイムマシンで体験したいライブ

今のライブは音が良くていいのですが、いろんな技術が進歩しすぎてその場で作られる圧倒的なエネルギーは希薄になってしまったように感じます。まだPAやコンピューターが発達していなかった頃のライブは、その映像を観るとそのまま世界(人生観)が変わってしまうような陶酔する”濃厚な空気”があったように思います。

もしタイムマシンがあってそんな体験できるなら、ぜひ行きたい伝説のようなライブがいくつかあります。その中にいたらどんなだったろう、当時体験した人に憧れすら感じてしまうライブです。

● 1971年、箱根アフロディーテのピンク・フロイド
1971年8月6日、箱根アフロディーテのライブです。ピンク・フロイドの演奏が始まると、山から霧が下りてきて会場を包み込んだと言われる伝説のライブです。曲の原子心母と相まってそれは幻想的だったでしょう。最も観てみたいライブです。

Atom Heart Mother - Pink Floyd


● 1977年、キャピタル・センターのイーグルス
1977年3月21日、大ヒット直後のキャピタル・センターの有名なライブです。1995年の東京ドームのライブに行きましたが、懐かしの大ヒット曲を無難に演奏している、といった感じで今一つ心が動きませんでした。ヒットさなかの高揚する凄さがこのライブ映像には満ち満ちています。

Hotel California - Eagles


日本のライブからも一曲。
● 1985年、ヤマハリゾートつま恋の吉田拓郎
1985年7月27日 - 7月28日のオールナイトライブです。一世代上の音楽で、70年代マニアになってからの完全な後追いで知った吉田拓郎ですが、樹々に包まれたつま恋でのオールナイトの中、高中正義や後藤次利をバックにした「落陽」は生で観てみたい演奏です。

落陽 - 吉田拓郎



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2020年06月14日

貪欲な演歌

演歌というと日本の伝統のようなイメージですが、歴史は浅く(戦前の演歌は別物)70年代前半から呼ばれるようになったジャンルです。それまでは基本「流行歌」と呼ばれ、伝統的な民謡のこぶし唱法にその時代の流行りの音を貪欲に取り入れた流行歌が演歌、都会の情愛をムーディーに歌ったものをムード歌謡と呼ぶようになりました。

70年代中盤にフォーク、ニューミュージック界からの楽曲提供&影響を受け、それ以降の演歌の曲調は、歌いまわしやこぶし、スタンス以外、ニューミュージック系と違わなくなり、ディストーションの効いたギターなど当たり前で、その流れは現在まで続いています(民謡直系の演歌も根強くありますが)。

また、アメリカンポップスなどの洋楽、中にはサイケやガレージロック系からアレンジを取り入れたものなど、さらに貪欲な曲も70年代演歌にはありました。普段演歌を聴くことはないですが、こういった貪欲すぎるロックな演歌は時々聴きたくなります。

● The Diary - Neil Sedaka


● 心のこり - 細川たかし



● Indian Reservation - Paul Revere & The Raiders


● 待ってる女 - 五木ひろし



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2020年05月25日

スティーリー・ダン気分

AORという音楽が苦手でした。アダルト・オリエンテッド・ロックの略で、メロウでアダルトなアメリカのロックを指しますが、線引きが微妙でジャンル分け好きな日本人以外には基本通じません。AORのイメージはロックの攻撃性もなければ斬新さもなく、カッコつけたアメリカのホワイトカラー白人が聴く音楽と言う感じで、まったく興味を持てないジャンルでした。ところが40代くらいから、AORの代表ともいえるスティーリー・ダンが時々無性に聴きたくなってしまいます。

スティーリー・ダンの無駄な音を削ぎ落とした繊細で緻密なアレンジ、品があってスタイリッシュなメロディは、60sRockのエネルギーや70sハードロック、プログレの斬新さ、80sPopの楽しさなど、感情が動く音楽とはちょっと違う、心地よく聴きたい音楽といった感じでしょうか。

まあ他のムーディーで都会やリゾート地の哀愁感が強い、 ボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェルは未だ苦手なので、AORが好きになったというよりスティーリー・ダンが好きになっただけなのでしょう。

● King Of The World - Steely Dan


● Peg - Steely Dan


● I.G.Y. (What a Beautiful World) - Donald Fagen


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2020年04月23日

ピンク・フロイドがコンサートフル公開



"Stay Home"で多くのアーティストがメッセージを出している中、ピンク・フロイドが、4週間、毎週金曜日にYouTubeにて過去のコンサート映像をフルで公開していくと発表しました。

ピンク・フロイドのコンサートは特別です。昔「鬱」ツアーに行きましたが、天井を巨大なブタが飛んだり、巨大スクリーンのシュールな映像、縦横無尽に動くバリライトなどスペクタルな異空間に放り込まれたような体験でした。第1週目のコンサートは、1994年の「PULSE」ツアーで、最初から普通のバンドコンサートとは違う音と光の芸術空間になっています。ライブとアルバム(スタジオ録音)で全然違う曲にしてしまうアーティストも多々いますが、プログレ系特有の完璧なまでのアルバム再現なのも素晴らしいです。


もう一つ、3大ギタリストのジェフ・ベックと俳優ジョニー・デップによる、ジョン・レノンの「Isolation」のカバーが公開されています。突き刺さるようなジョンの曲はこんな時期には辛いかもしれませんが、やっぱりかっこいい 曲です。




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2020年04月17日

ジョージのラーガ

ジョージ・ハリスンによって設立された「マテリアル・ワールド財団」が、コロナウイルス救済のために50万ドルを寄付したり、「#innerlight2020」というハッシュタグを付けてSNS上でシェアされるごとに1ドルを財団が新型コロナウイルス救済活動に寄付するキャンペーンをしたりと話題になっています。

「The Inner Light」というのは、ビートルズ17枚目のシングル「Lady Madonna」のB面で、ジョージによるラーガロック(インドの民族楽器を取り入れたロック)の代表的一曲です。ラーガロックとして知られている曲は、サイケ時代には他バンドも含めいろいろありますが、ジョージのラーガロックはよりインド的旋律で独自の世界観を持っています。トリップしてしまいそうなラーガロックの名曲たちをどうぞ。

●Love You To


●Within You Without You


●The Inner Light



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2020年03月24日

フレンチポップの春はまだ

連休中は、江ノ島などごった返すほど人が溢れ、K-1は試合を強行開催するなど自粛がなんとなく中だるみしている感じです。平日も暇を持て余した休校中の中高生がフードコートを占拠していたり、ちょっと危険な感じの春です。

本来なら若葉が芽吹き、気持ちが明るくなる季節。前々回に紹介した”春に合う曲”が、訪れる春に合う楽曲なら、楽しいフレンチポップは花咲く春という感じでしょうか。ヨーロッパの感染拡大は全土に広がってまさにパンデミックですが、早く収束を迎えて、フレンチポップのような楽しい春を過ごしたいものです。

●Irresistiblement - Sylvie Vartan


●Dans Le Meme Wagon - Marjorie Noel


●Tout,Tout Pour Ma Cherie - Michel Polnareff


●Belles! Belles! Belles! - Claude Francois



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2020年03月05日

春なのに

例年より暖かな春はすぐそこまで来ていますが、新型コロナウィルスのせいで”こんなはずじゃなかった”春を迎えることになりました。

欧米人に嘲笑されていた、病人でもないのにマスクをする姿も日本やアジアでは外出の必須アイテムになってしまいました。ただ、市販マスクのフィルターでは花粉はブロックできても、極微細なウィルスは通り抜けてしまうので防御という面ではそれほど効果がなく(鼻と口だけでなく目からも感染しますし…)、やはり人混みを避け、こまめな手洗いが重要です。

そんな残念な2020年の春、いやな気分を少しでも明るくしてくれる、春に合う楽曲をいくつか紹介します。

● Ye Olde Toffee Shoppe - The Hollies


● The Colour Of My Love - Barry Ryan


● Falling Apart At The Seams - Marmalade


日本のフォーク・ロックからも一曲
● 春だったね - よしだたくろう
その後の基本アレンジ「春だったね '73」ではなく、アルバム「元気です」の軽やかなバージョンがいいのですが、相変わらずないので貴重なライブで。



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2020年02月19日

ドラムの魅惑

洋楽を聴き始めた中・高時代に好きになった曲は、おそらく一生好きなまま聴き続けるでしょう。ビートルズから始まったロック全盛期6.70年代の洋楽に80年代後半からハマり、今もプレイリストはクラシックロックばかりです。

今回はその中のメジャーどころから、ドラムがたまらない楽曲をいくつか紹介します。ドラムやベースは裏方感があり、聞き流すのと意識して聴くのでは楽曲が大きく違って聴こえます。

●Strawberry Fields Forever - The Beatles
リンゴ独特の微妙に遅れるドタドタするフィルインが他のドラマーには出せない魅力です。特に後半、エンディングのドラムはたまりません。


●Burn - Deep Purple
こちらも名曲です。疾走感ある手数の多いイアン・ペイスのドラミングは本当にかっこいいです。


●Some Like It Hot - The Power Station
ロバート・パーマーとDuran Duranの2人、シックのトニー・トンプソンによるプロジェクトバンドです。当時流行りの爆発的ドラムが印象的です。


●制服 - 松田聖子
フィル・インもかっこいいし、いろんなリズムパターンが詰まっています。残念ながらソニー邦楽は権利には厳しいのでオリジナル音源動画がYouTubeにありません。ライブや”カラオケで歌ってみた”ではこのドラムの良さはわかりません…。


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2019年11月17日

この上なく美しい曲

日に日に寒くなる季節には、明るく楽しい音楽より澄んだ美しい曲が聴きたくなります。透明な音のヴェールに包まれているような、この上なく美しい曲を3曲紹介します。

●Quoi - Jane Birkin
切なさもありつつ清らかさがたまらないバーキンの名曲です。


●I'm Not in Love - 10cc
ポストビートルズの筆頭10ccの名曲です。美しい音の洪水です。


●Pavane Pour Une Infante Defunte(亡き王女のためのパヴァーヌ)- Ravel
最も美しいクラシックだと思います。ピアノよりオーケストラバージョンが好きです。



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2019年11月02日

元ネタ曲もいい

大好きな70年代80年代の日本の音楽全盛期の楽曲もやはり洋楽の影響は大きいものでした。

分かる人にはわかるだろう的マニアックな感じで流用(メロディーは盗作として訴えられる可能性が強いのでアレンジパクリが多いです)したものが多いですが、洋楽を知らない人からすればオリジナルに聴こえてしまうので、知ったことで、”なんだパクリか”と落胆する方もいるでしょう。

その中から、明らかに元曲が分かる曲の”元曲”の方をいくつか紹介します。

● Rodin’ The Wind - The Tornadoes
大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」


● Somethin' Bout You Baby I Like - Tom Jones
キャンディーズの「年下の男の子」


● Tragedy - Bee Gees
水谷豊の「カリフォルニアコネクション」


90年代からももろパクリのイントロで有名なこの曲の元曲も
● Dreamtime - Daryl Hall
ZARDの「負けないで」



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