2020年09月06日

荒井由実と松任谷由実

ラジオでのユーミンの発言に大学講師が問題投稿してネット上で騒がれていますが、元々ユーミンは"丘の上に住む少女的世界(実際は八王子の呉服店の娘ですが)"なアーティストなので、政治なんて興味のない人。荒井由実時代は反骨・リベラルだった、というわけではないでしょう…。

ただ荒井由実と松任谷由実と分けたところは理解できます。世界が淡い霧に包まれているようなアーティスティックな表現で音楽好きにファンが多かった繊細な荒井由実作品と、マーケティングを駆使し短大生やOLをターゲットにドリカムのような商業主義路線に舵を切った松任谷由実作品はやはり大きく違います。

松任谷由実になってからの曲は「守ってあげたい」くらいしか聴くことはありませんが、荒井由実時代の楽曲はよく聴いています。繊細で美しく物憂げな3曲紹介します。


● 雨の街を


● ベルベット・イースター


アグネス・チャンへの提供曲
● 白いくつ下は似合わない



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2020年08月10日

酷暑は部屋でビートルズサイケ

暑いし新型コロナは拡大してるしで、出かけるのに躊躇してしまうこの夏。冷房の効いた部屋で「Summer Place」のような爽やかな曲を聴く、のも良いですが、逆に脳内解放するようなサイケデリックな曲を聴くのも素敵です。

ガレージ系やアメリカのラフでダルなサイケより緻密でSEたっぷりなイギリスのサイケがやっぱりおすすめです。ここではビートルズのサイケの名曲を3曲紹介します。

● I Am The Walrus - The Beatles


● Tomorrow Never Knows - The Beatles


● Blue Jay Way - The Beatles


爽やかな曲を聴きたい方は
● Summer Place - Percy Faith


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2020年07月31日

違う世界観の似た曲

ルパン三世の音楽などでも知られる大野雄二作品は情感豊かなものが多いですが、この有名な2曲は、世界観がまったく違うようでいて展開していくと同じ郷愁世界になっていきます。

出だしの感じが、旅情的で郷愁を誘う「小さな旅」のテーマ曲『光と風の四季』、陰鬱で不穏な「犬神家の一族」のテーマ曲『愛のバラード』。どちらも名曲です。

● NHK「小さな旅」テーマ曲「光と風の四季」


● 映画「犬神家の一族」テーマ曲「愛のバラード」



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2020年07月10日

タイムマシンで体験したいライブ

今のライブは音が良くていいのですが、いろんな技術が進歩しすぎてその場で作られる圧倒的なエネルギーは希薄になってしまったように感じます。まだPAやコンピューターが発達していなかった頃のライブは、その映像を観るとそのまま世界(人生観)が変わってしまうような陶酔する”濃厚な空気”があったように思います。

もしタイムマシンがあってそんな体験できるなら、ぜひ行きたい伝説のようなライブがいくつかあります。その中にいたらどんなだったろう、当時体験した人に憧れすら感じてしまうライブです。

● 1971年、箱根アフロディーテのピンク・フロイド
1971年8月6日、箱根アフロディーテのライブです。ピンク・フロイドの演奏が始まると、山から霧が下りてきて会場を包み込んだと言われる伝説のライブです。曲の原子心母と相まってそれは幻想的だったでしょう。最も観てみたいライブです。

Atom Heart Mother - Pink Floyd


● 1977年、キャピタル・センターのイーグルス
1977年3月21日、大ヒット直後のキャピタル・センターの有名なライブです。1995年の東京ドームのライブに行きましたが、懐かしの大ヒット曲を無難に演奏している、といった感じで今一つ心が動きませんでした。ヒットさなかの高揚する凄さがこのライブ映像には満ち満ちています。

Hotel California - Eagles


日本のライブからも一曲。
● 1985年、ヤマハリゾートつま恋の吉田拓郎
1985年7月27日 - 7月28日のオールナイトライブです。一世代上の音楽で、70年代マニアになってからの完全な後追いで知った吉田拓郎ですが、樹々に包まれたつま恋でのオールナイトの中、高中正義や後藤次利をバックにした「落陽」は生で観てみたい演奏です。

落陽 - 吉田拓郎



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2020年06月14日

貪欲な演歌

演歌というと日本の伝統のようなイメージですが、歴史は浅く(戦前の演歌は別物)70年代前半から呼ばれるようになったジャンルです。それまでは基本「流行歌」と呼ばれ、伝統的な民謡のこぶし唱法にその時代の流行りの音を貪欲に取り入れた流行歌が演歌、都会の情愛をムーディーに歌ったものをムード歌謡と呼ぶようになりました。

70年代中盤にフォーク、ニューミュージック界からの楽曲提供&影響を受け、それ以降の演歌の曲調は、歌いまわしやこぶし、スタンス以外、ニューミュージック系と違わなくなり、ディストーションの効いたギターなど当たり前で、その流れは現在まで続いています(民謡直系の演歌も根強くありますが)。

また、アメリカンポップスなどの洋楽、中にはサイケやガレージロック系からアレンジを取り入れたものなど、さらに貪欲な曲も70年代演歌にはありました。普段演歌を聴くことはないですが、こういった貪欲すぎるロックな演歌は時々聴きたくなります。

● The Diary - Neil Sedaka


● 心のこり - 細川たかし



● Indian Reservation - Paul Revere & The Raiders


● 待ってる女 - 五木ひろし



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2020年05月25日

スティーリー・ダン気分

AORという音楽が苦手でした。アダルト・オリエンテッド・ロックの略で、メロウでアダルトなアメリカのロックを指しますが、線引きが微妙でジャンル分け好きな日本人以外には基本通じません。AORのイメージはロックの攻撃性もなければ斬新さもなく、カッコつけたアメリカのホワイトカラー白人が聴く音楽と言う感じで、まったく興味を持てないジャンルでした。ところが40代くらいから、AORの代表ともいえるスティーリー・ダンが時々無性に聴きたくなってしまいます。

スティーリー・ダンの無駄な音を削ぎ落とした繊細で緻密なアレンジ、品があってスタイリッシュなメロディは、60sRockのエネルギーや70sハードロック、プログレの斬新さ、80sPopの楽しさなど、感情が動く音楽とはちょっと違う、心地よく聴きたい音楽といった感じでしょうか。

まあ他のムーディーで都会やリゾート地の哀愁感が強い、 ボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェルは未だ苦手なので、AORが好きになったというよりスティーリー・ダンが好きになっただけなのでしょう。

● King Of The World - Steely Dan


● Peg - Steely Dan


● I.G.Y. (What a Beautiful World) - Donald Fagen


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2020年04月23日

ピンク・フロイドがコンサートフル公開



"Stay Home"で多くのアーティストがメッセージを出している中、ピンク・フロイドが、4週間、毎週金曜日にYouTubeにて過去のコンサート映像をフルで公開していくと発表しました。

ピンク・フロイドのコンサートは特別です。昔「鬱」ツアーに行きましたが、天井を巨大なブタが飛んだり、巨大スクリーンのシュールな映像、縦横無尽に動くバリライトなどスペクタルな異空間に放り込まれたような体験でした。第1週目のコンサートは、1994年の「PULSE」ツアーで、最初から普通のバンドコンサートとは違う音と光の芸術空間になっています。ライブとアルバム(スタジオ録音)で全然違う曲にしてしまうアーティストも多々いますが、プログレ系特有の完璧なまでのアルバム再現なのも素晴らしいです。


もう一つ、3大ギタリストのジェフ・ベックと俳優ジョニー・デップによる、ジョン・レノンの「Isolation」のカバーが公開されています。突き刺さるようなジョンの曲はこんな時期には辛いかもしれませんが、やっぱりかっこいい 曲です。




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2020年04月17日

ジョージのラーガ

ジョージ・ハリスンによって設立された「マテリアル・ワールド財団」が、コロナウイルス救済のために50万ドルを寄付したり、「#innerlight2020」というハッシュタグを付けてSNS上でシェアされるごとに1ドルを財団が新型コロナウイルス救済活動に寄付するキャンペーンをしたりと話題になっています。

「The Inner Light」というのは、ビートルズ17枚目のシングル「Lady Madonna」のB面で、ジョージによるラーガロック(インドの民族楽器を取り入れたロック)の代表的一曲です。ラーガロックとして知られている曲は、サイケ時代には他バンドも含めいろいろありますが、ジョージのラーガロックはよりインド的旋律で独自の世界観を持っています。トリップしてしまいそうなラーガロックの名曲たちをどうぞ。

●Love You To


●Within You Without You


●The Inner Light



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2020年03月24日

フレンチポップの春はまだ

連休中は、江ノ島などごった返すほど人が溢れ、K-1は試合を強行開催するなど自粛がなんとなく中だるみしている感じです。平日も暇を持て余した休校中の中高生がフードコートを占拠していたり、ちょっと危険な感じの春です。

本来なら若葉が芽吹き、気持ちが明るくなる季節。前々回に紹介した”春に合う曲”が、訪れる春に合う楽曲なら、楽しいフレンチポップは花咲く春という感じでしょうか。ヨーロッパの感染拡大は全土に広がってまさにパンデミックですが、早く収束を迎えて、フレンチポップのような楽しい春を過ごしたいものです。

●Irresistiblement - Sylvie Vartan


●Dans Le Meme Wagon - Marjorie Noel


●Tout,Tout Pour Ma Cherie - Michel Polnareff


●Belles! Belles! Belles! - Claude Francois



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2020年03月05日

春なのに

例年より暖かな春はすぐそこまで来ていますが、新型コロナウィルスのせいで”こんなはずじゃなかった”春を迎えることになりました。

欧米人に嘲笑されていた、病人でもないのにマスクをする姿も日本やアジアでは外出の必須アイテムになってしまいました。ただ、市販マスクのフィルターでは花粉はブロックできても、極微細なウィルスは通り抜けてしまうので防御という面ではそれほど効果がなく(鼻と口だけでなく目からも感染しますし…)、やはり人混みを避け、こまめな手洗いが重要です。

そんな残念な2020年の春、いやな気分を少しでも明るくしてくれる、春に合う楽曲をいくつか紹介します。

● Ye Olde Toffee Shoppe - The Hollies


● The Colour Of My Love - Barry Ryan


● Falling Apart At The Seams - Marmalade


日本のフォーク・ロックからも一曲
● 春だったね - よしだたくろう
その後の基本アレンジ「春だったね '73」ではなく、アルバム「元気です」の軽やかなバージョンがいいのですが、相変わらずないので貴重なライブで。



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