2022年03月29日

春のセンチメンタル

心弾む春のはずですが、妙にセンチメンタルな気持ちが続きます。3年に渡るコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、久しぶりの大きな地震など社会的な負の蔓延もあるのでしょう。また、年を追うごとに加速してゆく時の流れが、3月生まれなのでより実感してしまうからかも知れません。

この季節に聴くと切なく、それでいて落ち込むほど悲哀のない、ちょっとセンチメンタルな楽曲を紹介します。

● April Come She Will - Simon & Garfunkel


● Walk Away Renee - The Left Banke


● Village Green - The Kinks



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2022年02月01日

輝き続ける女性魅惑ボーカル

商業的に大ヒットしても数ヶ月後には消えてしまう(聴いてるのが恥ずかしくなってしまう)曲もあれば、何十年経っても輝き続ける名曲もあります。中には発表時それほどヒットしてなかった曲が熟成され、生き続ける名曲になることも多々あります。

今も至る所で耳にする名曲の中から、胸がキュンとするような女性ボーカルの輝き続ける3曲を紹介します。

● Heart of Glass - Blondie


● Eternal Flame - Bangles


● Dreams - Cranberries



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2022年01月06日

外は白い雪の夜

久しぶりの雪でしたが、横浜は東京より積もりません(特に海が近いと)。仕事で車を使う方にはいい迷惑でしょうが、深夜までしんしんと降って欲しかった…。

まったくそんな経験はないのですが、雪の日にこの曲を聴くと切ない気持ちになります。「木綿のハンカチーフ」と同じように男女の対話形式で進むストーリーは一編の映画のようで、これぞ松本隆作品といった世界観です。

● 外は白い雪の夜 - 吉田拓郎



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2021年12月07日

ジョンの切ない曲たち

命日が近づくとジョン・レノンの曲を無性に聴きたくなります。普段もシャッフルして聴いてはいますが、構えて聴くことはあまりありません。生きていれば81歳。生きていた時間より長い年月が経ってしまいました。

ポールは”甘いバラード”の名手ですが、ジョンは”切ないバラード”の名手です。息苦しくなるほど切ないジョンの曲は、時に重すぎて聴くのが辛くなるほどですが、心に響く魅力を持っています。

● Love


● Oh My Love


● Out The Blue



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2021年11月01日

魅力のハスキーボーカル

プロモーションやタイアップ、SNSのステルスでヒットさせる(90年代以降の日本のヒット曲はほぼこのパターン)ことはできても、歌に本当の価値がないと30年、50年生き続ける歌にはなりません。またメロディや歌詞、アレンジがどんなに良くても歌う声が心に響かないと魅力は半減します。

私の大好きなアーティストはみなボーカルに凄みを持っています。特にハスキーでいてのびのある感情表現できる声はとても惹かれます。ここでは50年生き続けるクラシックロックのビッグネームバンドから、魅惑のハスキーボーカル3曲を紹介します。

● All I've Got To Do - The Beatles
ジョンの声は後期以降も好きですが、初期のボーカルはクセがなく初々しい魅力を持っています。複雑に動くこの歌は初期ジョン・レノンのボーカルを堪能できます。


● A Rose For Emily - The Zombies
サージェント・ペパーズとペットサウンズを融合させたようなゾンビーズの名盤「Odessey And Oracle」からコリン・ブランストーンの魅惑的なボーカルが味わえる一曲です。


● Desperado - The Eagles
人生の重みを表現する場面で印象的に使われるこの壮大なバラードもドン・ヘンリーの深みある声が存分に味わえる名曲中の名曲です。


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2021年09月28日

ゲンスブールの奇妙な曲たち

フランスの異端児セルジュ・ゲンスブールは、酒と煙草と愛欲に生きた、いかにもフランスなアーティストでした。

小洒落た艶を持つゲンスブールの曲は、英米のヒットチャートの楽曲とは全く違う世界観を持っています。ここで紹介するのは、退廃的な空気を漂わせつつスキャットや合いの手がコミカルで奇妙な味を持ったゲンスブールフレンチポップです。

● Marilu - Serge Gainsbourg


● Comic Strip - Serge Gainsbourg and Brigitte Bardot


● Bonnie And Clyde - Serge Gainsbourg and Brigitte Bardot



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2021年09月04日

エクソシストじゃないチューブラー・ベルズ

ホラー映画の名作「エクソシスト」で印象的に使われたことから、怖い旋律の代表のようになってしまったMike Oldfieldの「チューブラー・ベルズ」ですが、この曲はエクソシスト用に作られたわけではなく、映画公開の半年以上前にヴァージン・レコード設立第1回発売新譜アルバムとして発売され、全英トップ10入りした楽曲です。

このチューブラー・ベルズというアルバムは、「チューブラー・ベルズ Part I」、「チューブラー・ベルズ Part II」の2曲のみで、それぞれ非常に凝った重厚な楽曲群で構成されています。ほぼMike Oldfield一人で全てのパートを演奏・多重録音、オーバー・ダビングして作られたというのも驚きです。オープニングはエクソシストに使われた旋律が反復され確かに不穏な印象を与えますが、次から次へと曲は展開され、まさにプログレッシブロックな世界を楽しめます。私は下の動画で14:09 秒あたりからのギターカッティングで始まるパートがたまりません。




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2021年08月13日

思春期少年に戻る曲

音楽とは不思議なもので、曲を聴くと何十年も昔の気持ちや空気がフッとよみがえってきます。

予備校時代に聴いてた曲など今聴くと一気に重い気分になってしまいますが、思春期の頃、意識して聴き始めた曲や思い入れのある曲は、1年で大きく成長してゆくあの時代の高揚感がよみがえり胸に迫ってきます。ただ、そこに浮かび上がる光景は歌の世界と融合され、夏は爽やかで透き通っていて、蒸し暑かった現実とは違い美化された記憶でもあります…。

心が思春期少年に一気に戻ってしまう、私のたまらない3曲はこちら。

● 裸足の季節 - 松田聖子
もぎたての青い風の中走り出す、という歌詞とフレッシュなメロディが中学時代のスタートだった時代とシンクロして胸に迫ってきます。


● Reality - Richard Sanderson
映画「ラ・ブーム」のテーマ曲で、ポップで甘く美しいメロディとハート型レコードが純粋だった当時のいろんな思い出を蘇らせます。


● A面で恋をして - 大滝詠一(ナイアガラ・トライアングル)
洋楽とともにナイアガラサウンドの良さを知るようになって少しづつ大人になっていくような気がしました。


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2021年07月03日

iPhone着信ミュージック

iPhoneの電話やメールの着信音は、全て自分の好きな曲にしています。どれも使う部分だけ切り出して(MacやWindowsのGarageBandやAudacityなどのアプリで簡単にできます)、電話着信音はループできるようにし、メールやメッセージなどは印象的な1•2小節にしています。
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もうこの状態で何年も使っているのですが、一つ難点があります。ミュージックアプリでシャッフルしながら聴いている時に「Sunday Morning」のイントロが流れると、メールがきたとiPhoneをポケットから取り出そうとしてしまったり、「Across 110th Street」が流れると見知らぬ誰かがAirDropで変な写真を送ってきたのか?と構えてしまうことがあります(相手は連絡先のみにしてるのでそんなはずはないのですが)。まあ、大したことのないマイナス面です。好きな曲が着信や通知になるだけで、ちょっとだけ特別な自分だけのiPhoneになります。

● 電話(FaceTime)の着信音「Bewitched Theme」
「奥様は魔女」の印象的なOP曲の16小節をループにしています。


● メール着信「Sunday Morning」Velvet Underground
チェレスタの多幸感あるイントロの1小節でメールが来たとわかります。


● カレンダー通知音「The River Song」Donovan
予定の通知を不思議な"たゆたう感"あるイントロで知らせてくれます。


● AirDrop「Across 110th Street」Bobby Womack
タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」の主題曲でファイルを受け取ります。



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2021年05月24日

午後のひと時ミュージック

累計感染者数は、全然”さざ波”ではない世界30位台なのにワクチン接種率となると途上国並みの世界100位台(G20で19位)と相変わらずな国、日本…。出かけたくても躊躇してしまう生活はまだまだ続きそうです。

ただ、家でのんびり過ごす日々もそう悪くはありません。退屈ととるか自由と解放の時間ととるかは気持ち次第です。音楽はそんな時間を間違いなく有意義にしてくれます。午後のひと時。趣味に没頭するBGMとして、読書をしながらの珈琲や紅茶のお供として、時に心を無にした瞑想の手助けとして、音楽はより良い環境を与えてくれます。

ここでは心地よく、ちょっとした幸福感を与えてくれる音楽をいろんなジャンルから4曲紹介します。

● A Little Bit Of Love - Sandy Salisbury
ソフト・ロックの代表的なバンド、ミレニウムに在籍し、児童文学者としても知られるサリスベリーの多幸感たっぷりの曲です


● Sunny - Bobby Hebb
1966年の大ヒット曲で、感傷的でありながら湿度のないクールなラブソングです。物思いに耽るのにぴったりの曲です


● Machine Gun - Slowdive
シューゲイザーバンド、スロウダイヴの浮遊感たっぷりのサウンドの洪水です。心を無にして瞑想したり白昼夢を見るのにぴったりの曲です


● Romantic Pieces Op.75 - Dvorak
午後のひと時の音楽といえばクラシックも外せません。ドヴォルザークの「4つのロマンティックな小品」も脳がリラックスするα波たっぷりの曲です



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