2021年03月01日

「ブレンダンとケルズの秘密」の背景美


アイルランドの美しいケルト装飾写本「ケルズの書」をめぐる少年修道士の冒険を描く、2009年のアニメーション映画「ブレンダンとケルズの秘密」を紹介します。

9世紀のアイルランド。砦にもなっているケルズ修道院に遠くの島から美しい書物を携えた老人エイダンが「聖なる書」を携えてやって来ます。その書に興味を持った少年の修道士ブレンダンにエイダンはインクの原料となる植物の実を採ってきてほしいと依頼します。ブレンダンは、オオカミの妖精の少女アシュリンと協力し、危険な森で何とか実を採取しますが、ケルズ修道院にもバイキングがやってきます…。

背景の質の高さはまさにアート作品と言ってもよく、動物も含めキャラクターのデフォルメは秀逸です。日本の"アニメ"が好きの人にはあまり評価されないかもしれませんが、アーティスティックな"アニメーション"作品が好きな方にはお薦めです。



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2021年02月20日

時代劇が輝いていた頃

福本清三さんに続き、圧倒的悪役顔の小峰隆司さんが亡くなり、時代劇全盛の時代は遠い昔になりました。

小学校低学年の頃から、家族がドラマやクイズを観る時でも別室に行って1人で観るほど時代劇が好きでした。何が魅力かと考えれば、普通の現代ドラマではあり得ない世界観でしょう。夏は怪談がらみの話が必ず登場し、長屋に住むイカれた人やズッコケた人は落語のよう。そして最後は悪人を退治する、そんなドラマは現代ドラマではあり得ません。

そんな時代劇が衰退した理由はいくつかあるでしょうが、私にとってはフィルムからビデオに変わったことで、異空間だった世界が生々しい作り物の世界に変わったように感じ、その頃からリアルタイムの時代劇は観なくなりました(フィルム撮影の再放送は観つづけました)。20代にしてすでに東野黄門を懐かしみ、梅之助伝七再放送を切望するようになって、新作時代劇への興味は消えました。

今もBSでは再放送時代劇で福本清三さんや小峰隆司さんのエネルギッシュな姿が観られます。BS日テレでは名作「伝七捕物帳」も放送しています。多くの名優がもうこの世にいないのが残念でなりませんが、全盛期の名作が観られるのは嬉しいものです。ただ、BSを席巻する「夢グループ」のCMが、あらゆる活力を奪い人生を虚しくさせる力を持っているので、その点だけが難点です。




posted by Kadan at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | TV・ドラマ

2021年02月12日

逃避のサイケ

密集禁止、遠出遠慮の時代、イヤホンで60sサイケデリックを聴いて脳内トリップして逃避するのも楽しいです。暖色系のスタンドライトだけを点け、夢野久作でも読みながら聴くとなかなか狂おしい時間が過ごせます。

● Hole In My Shoe - Traffic


● Look At Me I'm You - Blossom Toes


● I Had Too Much To Dream - Electric Prunes


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