2019年08月25日

あやしい美人画のデロリ世界

綺麗な美人画もいいですが、世の中には怖い美人画もたくさんあります。紹介する東京美術の「あやしい美人画」には、観ていて陰鬱な気分にすらなってしまう奇怪でデロリ(岸田劉生の造語でアクが強く生々しい濃い作品)な美人画がたくさん載っています。

特にすごいのが、大正期の甲斐庄楠音などの作品で、後半の江戸期の幽霊があっさりした綺麗なものに見えてしまいます。圧倒的デロリな”ものすごい美人画”を観たい方には必見の本です。

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●岡本神草「口紅」

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●稲垣仲静「太夫」

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●甲斐庄楠音「幻覚」




あやしい美人画 / 東京美術



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2019年08月15日

終戦から74年

この時期になると、戦争関連の番組が放送され色々考えさせられます。人を殺すという犯罪が、戦争となると大量殺人を行なっても犯罪とならず勲章まで出てしまうという恐ろしさ。ジョン・レノンがビートルズ時代に勲章をもらい、老軍人たちから非難を受けた時、「彼らは、戦争で人を殺して勲章をもらったんだろう。僕達は人を楽しませてもらうんだから、僕達のほうがもらう資格はある」と言ったのが心に残ります。

また、いつも不思議に思うのは、韓国や中国への非難、嫌悪と対照的に、東京大空襲や原爆で"無差別"に何十万人も殺戮したアメリカへの怒りが全くないことです。やっぱり憧れのアメリカ、日本の親分アメリカという感覚なのでしょうか‥。

世界的に右傾化していて、異なるものを排除する窮屈で嫌な感じの社会になってきています。集団行動や朝礼、一丸、縦社会が大の苦手なので、自由で気ままな時代に変わってほしいです。

●WAR - Edwin Starr


●I Don't Want To Be A Soldier - John Lennon



ホームページ+ELPH+ studioの「日本の宿総覧」に、熊本-人吉「人吉旅館 」を追加しました。

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2019年08月04日

読書の夏

暑い夏、出かけるのも億劫になってしまいます。エアコンの効いた部屋でのんびり読書するのも一考です。ジャンルは違いますが、おすすめの本をいくつか紹介します。

下記載せたサティの「ジムノペディ」なんか聴きながら本の世界に浸るのも悪くありません。

●村のエトランジェ - 小沼丹
小さな村に疎開してきた、美しい姉妹の恋をめぐる波紋と水難事件を描いた表題作など初期作品8篇が収録されている短編集です。夏がテーマではないのですが、文章に品があって湿度がないので、高原のホテルで読んでるような気持ちになります。




●異形のものたち - 小池真理子
セミが鳴り響く農道の向こうから白い日傘をさした和服の女性は般若の面をつけていた「面」など、異形のものたちと出会う、怪奇幻想な短編6作品が収められています。




●古道具屋 皆塵堂 - 輪渡颯介
文学というより気軽に読めるノベルズ系の時代小説です。曰くつきの古道具屋・皆塵堂を舞台に怪異な出来事が次々と巻き起こるシリーズです。妖怪漫画を読むような感覚で気軽に楽しめます。




サティ「ジムノペディ」
Erik Satie - Trois Gymnopedie 1.2.3



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