2018年09月02日

さよならの夏

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異様に暑かった今年の夏も終わりそうです。うんざりな猛暑でしたが、9月に入り夏の終わりを感じるとちょっと寂しい気もします。先日も本牧の道を夕暮れ時に歩いていた時に、iPhoneから流れてきた「さよならの夏」が妙に風景とシンクロして、たまらない気持ちになりました。心地よい秋は魅力的ですが、翳りに似た思いを毎年感じます。


●「さよならの夏」 オリジナルの森山良子バージョン


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2018年08月23日

イエスの「こわれもの」から

夏、無性にイエスが聴きたくなることがあります。プログレの3大バンドの一つですが、メタルでゴシックなキング・クリムゾンでも精神宇宙なピンク・フロイドでもなく、クラシカルな構成とダイナミズムが味わえるイエスは、プログレの中で一番心地いいです。

名盤「こわれもの」から、それぞれ世界の違う3曲を紹介します。プログレなので長い曲が多いです。

●Roundabout
変拍子、ブレイク多用ですが、誰にも聴きやすいポップな曲です。クリス・スクワイアのベースリフがかっこいいです。


●Mood for a Day
スティーヴ・ハウのギターソロ曲です。美しいクラシックの名曲のようで、聴き惚れてしまいます。


●Heart of the Sunrise
映画「バッファロー'66」でも印象的に使われましたが、出だしの緊迫感あるアンサンブルには圧倒されます。



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2018年08月14日

es[エス]という映画

1971年にアメリカのスタンフォード大学で行われた実験を元にした映画「es」を紹介します。環境や暗示で簡単に人の心が変貌してしまう恐怖は、ホラー映画以上に背筋が寒くなります。

大学の心理学部で、実験の被験者となってくれる男性を公募し、無作為に「囚人役」と「看守役」に分け、地下にある擬似刑務所で実験を始めます。実験とわかっているので早く終わらせて報酬を貰おうと最初は和気あいあいとしていましたが、徐々に「看守役」は、実験の指示である秩序を理由に攻撃的で高圧的態度となり、逆に「囚人役」もその秩序を保つため服従するようになります。事態はエスカレートしていき、虐待、暴行が行われ、死者も出る惨劇となって実験は中止されます…。

スタンフォード監獄実験の結果は、「権力への服従」、「非個人化」というものでした。戦時下やカルト・新興宗教の世界で見聞きする狂気ですが、実験に参加したのはごく普通の人たちで、まさに誰にでも起こりうると言えます。過剰報道や作り出されたブームにすぐ乗ってしまいがちで、「みんながそうだから自分も〜」となりやすい日本人は、個人主義の強い欧米以上に集団暗示にかかりやすく、太平洋戦争末期の異常な状況を考えると、同じ実験をしたらもっと過剰な結果になったかもしれません。





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